武士の成長と院政

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  • サイズ A5判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062689076
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

内容説明

律令国家から王朝国家への転換期、勃発する武装蜂起を鎮圧する中で、「武士」が登場する。その黎明、将門・純友の乱の実態とは?彼らを倒し、武家の棟梁へと育つ源氏と平氏。両者の拮抗を演出し、強権を揮う「院」たち。古代から中世への過渡を、国家の軍事力編成という視点で描く。

目次

第1章 武士以前
第2章 武士たちの英雄時代
第3章 摂関期の武士と国家軍制
第4章 武家の棟梁の形成
第5章 激動の院政
第6章 武家政権に向かって

著者等紹介

下向井龍彦[シモムカイタツヒコ]
1952年生まれ。広島大学文学部卒。同大学院修了。現在、広島大学大学院教育学研究科教授。専門は、奈良・平安時代の軍制・国制の研究、出身地呉市の地域史研究
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

umeko

13
武士とはなんぞや?と、単純で難しい疑問。時代の転換期に登場し成長した武士について理解が深まった。これからは「キラキラ武士~♪」なんて、気軽に口ずさめないなぁ。2016/12/09

陽香

2
200105102016/07/18

Mentyu

0
律令軍制から源平合戦までの間に、武士がどのように成立していったのかを政治史と共に追っていく内容。一般向けなので専門用語にルビや解説が付いていて読みやすい。自分にとっても俘囚や東北経営の話など初めて知ることが多くて勉強になった。中でも東北で行われた戦いでは律令軍制の遺産である大型の「弩」が使われた記録があるというのは驚いた。当たり前だが、平安中期以降は系譜などの人物関係が複雑になる。誰が誰だか分からなくなることもあったので、再読時にはきちんと整理しながら読んでいきたい。2017/03/22

ヒロ@わんこ

0
『院政』について詳しく勉強したかったのと、源氏と平氏って何者??武士ってなんだ、みたいな根本を復習できた。 やっぱり勉強になる。 文庫版揃えるべきかな。2012/02/13

いちはじめ

0
古代から中世への転換期を軍制を軸に描く。特色としては、武士=在地領主論を採らない点かな。2001/05/14

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