内容説明
「基礎から一歩一歩」式の学習法では、いくら努力しても成果は上がらない。必要なのは、楽しみながら成果が得られる勉強法だ。「面白いことを勉強する」「全体から理解する」「八割までをやる」という“基本三原則”から、ビジネスにも役立つ英国数の科目別勉強法、暗記法まで―ミリオン・セラー、待望の文庫化。
目次
序章 勉強はノウハウ
第1章 「超」勉強法の基本三原則
第2章 英語の「超」勉強法
第3章 国語の「超」勉強法
第4章 数学の「超」勉強法
第5章 「超」暗記法
第6章 「超」受験法
第7章 勉強の「超」ヒント集
終章 未来への教育
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ(甘き絶望)
13
単行本で25年前、高校生のときに買って読んだ。数年前、文庫化されたのを古本屋でたまたま発見したので購入し、積読を経て着手。うーん、時代がここまで変わるとは思ってなかった。普遍的なことは今でも通用するとも思った。数学では、できるだけ早く全課程を勉強させるとか、国語の評論は文章の最初と最後をまず読むとか。しかし、英語!どうなんでしょう?あまりにコンピュータさんが発達して、世界の情報や意思疎通が瞬時に展開されて、、語学そのものがこの先どうなるの?って感じで。結論、最高の勉強法とは生徒に勉強の意欲をもたせること!2020/11/08
ube4
4
単行本の出版が20年近く昔であるため、そんなに目新しいことはなかった。ただ、文章に曖昧接続の「が」を使うなということには、なるほど感心した。この手の本はやる気を起こさせるためのカンフル剤として機能してくれれば御の字。2012/08/17
ばんばん
3
★★★★☆(4.0) 高校二年生以来の再読。①面白いことを勉強する②全体から理解する③八割原則という勉強法の基本三原則は、今でもしっかり守っている。▼高校生の頃は何とも思わなかった以下の文章が強く印象に残った。「社会人になると、仕事以外の時間は、…つき合いに使ってしまう。こういう生活をしていると、勉強しようという気にならない。…サラリーマンが勉強に関して「現役」でいることは、誠に難しい。「現役」でいるために、とにかく机に座り、短時間でも読んだり書いたりすることを日常的な習慣動作にしよう。」(p.244)2018/01/23
ケポラ
3
基本3原則をもとに勉強法を実践しつつ、自分なりにアレンジしていき、自分のものにできることで初めて意味があると思う。2013/12/24
Super Prayer
3
効率のいい勉強の実践方法が書かれている本。この本が近年ビジネス書が流行する遥か以前に書かれていたというのが驚きに値する。ノウハウは最近生まれたものではなくて、何十年も前からあったのかと思うと、早くこの本に出会いたかった。しかし、子供の時に読んでも理解できなかっただろうから、今が適切なのかもしれない。暗記が重要ということや、要点のみ勉強すること、俯瞰して勉強全体の把握をすることなど、面接対策までされている。良書。2009/09/01