講談社文庫<br> 大江戸リサイクル事情

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講談社文庫
大江戸リサイクル事情

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  • サイズ 文庫判/ページ数 379p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062636124
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0195

内容説明

人口百万を数え、近世では世界最大の都市といえる江戸。膨大な日常消費は草の根レベルの活発なリサイクルで支えられていた。藁、竹、灰、みな太陽エネルギーの有効利用でよみがえる。現代では忘れられ、失われてしまった江戸庶民の合理的でムダのない暮らしの知恵を描いた「大江戸事情」シリーズ第四作。

目次

まわる
照明は去年の太陽だった
稲藁が国を支えた
竹は万能の素材だった
着物は畑でできた
食べものは肥料の原料だった
家庭の竈は化学工場だった
木を切って森林ができた
人を運ぶ車はなかった
木を守って魚を求めた〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もんらっしぇ

60
積読解消。佐藤二朗氏の司会ぶりが面白いNHKのテレビ番組「歴史探偵(今夜も歴史の謎が解き明かされる)」を観ていたら特集が『大江戸SDGs』。まさしく百万都市として栄えた江戸の世は「捨てない社会」、「なんでもリサイクル」が当たり前、それが常識なんですねぇ。杉浦日向子さんの著書にも江戸の庶民のそんな暮らしぶりが多く描かれていますが、徹底して無駄のないその循環型のシステムには、ただただ関心するのみ。気候変動に苦しむ我ら現代人、あの江戸時代のような暮らしぶりにはとれも戻れませんが何かしら学ぶべき事柄があるような…2022/02/01

えすみ

3
江戸時代の庶民生活に興味があるので、こういう本は大歓迎なんですが、ほぼ一段落おきに筆者の西洋文明批判、現代人・現代社会批判が出て来るので、鬱陶しかった。イライラしながらも最後まで読んだ自分は偉いと思う(^o^)/2011/12/30

crazy cool joe

2
 江戸時代の生活事情が分かって面白かった。250年も続いた江戸時代の理由がちょっと分かった気がする。現代でも見習うところは結構あると思った。でも著者の現代社会に対する批判が多すぎない?2014/12/21

ZACC2

2
モヤモヤポイントは皆様と共通。図書館で借りたのだけど、モヤモヤポイントに誰かが線を引いてあるのがさらに。。。 でも、この手の本はやっぱり好き。2013/10/23

nonsugar

2
再読。江戸時代ってすごい。エコすぎる…みんな江戸時代を見習えばいいよ。2009/04/09

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