内容説明
株価低迷!バブル崩壊後の重いツケが、深刻な形で兜町を襲ってきた。財テクの実態や損失補填のからくり、裏社会の進出などが明らかになるにつれ、証券業界への風当りは厳しい。アメリカの市場参入への圧力も増す。そこへ“にぎり”を指弾する怪文書が…。株に生きる男たちの熱きドラマを描く経済小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nekozuki
8
当時の業界内幕を登場人物の口から語らせているという印象を受けた。それほどにリアリティがあり、感情の機微を追うというよりは証券業界の腐敗について生々しく知ることができる歴史小説といった感じ。2016/11/02
gogoolump
2
バブル崩壊後の証券マンが主人公。いわゆる飛ばしやにぎりと言われる商法でバブル期に莫大な利益を上げてきたが崩壊した後はそれが真逆になる。飛ばし、にぎりはあくまで口で言っただけであるので痛い目を見たのは財テクを行った企業となる。そんな中でミドル世代を取り上げた作品。いつもながらリアリティがある。2016/09/18
レコバ
1
非常に丁寧な業界もの2016/08/02
おどやまおどす
0
1997
Dwight
0
主人公の震えすぎ問題2022/05/08