内容説明
イベントプロデューサーのオレは、コースではいつも第2打にかけている。目の前にはトラブルしかなくて当然ギブアップを考える。だがそんなときこそ自分を励ましながら、起死回生の第2打の打ち方をイメージするんだ。欲望を肯定して生きることの難しい時代の日本の男たちに捧げる再生と勇気の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rueshё
2
読了
Zaedno
1
ゴルフの話だし、バブル崩壊後でも金の臭いしかしないイベントプロデューサーの話だし、ぜんぜん関係ないやと思ってたけど、手持ちの未読がなかったので読んでしまった。 こう言われても著者やファンはぜったい喜ばないだろうが、上質のBLを読んでる気分だった(めっちゃ褒めてる)。 ケンタロウの手紙を繰り返し読むことに萌え、ミズキが涙ぐんでたところではヲイラもほろっと来た。2015/07/16
yahiro
1
☆★★★★ 数年ぶりの再読。龍のなかではメッセージ性もプロットも穏やかだが、それだけに言いたいことが書いてある感じで面白い。不思議に飽きない小説。2015/03/23
GOCCI
0
★★★★2006/10/04
Junko Asai
0
村上龍さんの小説は経済やビジネスの教科書。仕事でめげそうなときに手にとるとなぜか元気がわいてくる。なんてことはないんだけど、困難を乗り越えようとする主人公に勇気をあたえるサッカーからゴルフに転進した少年の淡々としたがんばり。起死回生の第2打・・自分にあてはめて勇気をもらう今日この頃。2打目が勝負。うまくリカバーできますように。2014/05/08