内容説明
細川勝元が建立した龍安寺―その石庭におかれた十五個の石は何を表現しているのか。従来の説を覆し、夜の空に瞬く星座カシオペアを、地上に移し替えた“宇宙の庭”と推理する。さらに応仁の乱で山名宗全と対峙した勝元は、龍安寺の山深く膨大な財宝を隠したといわれる。その謎を大胆な仮説で解明する。
目次
第1章 王良と閣道(真夜中の招待状;須臾の世界;カシオペアの庭)
第2章 宇宙の庭(龍安寺建立;小太郎石と北極星;宇宙の庭)
第3章 龍安寺殿の謎(石庭の真の作者は誰か;応仁の乱の裏側;朱山に隠された秘宝)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
3
龍安寺の石庭の謎解きはもちろん面白かったけど、応仁の乱の意味づけや謎解きの方が僕には興味深かった。さすが明石散人。2014/08/27
ニョンブーチョッパー
1
◎2005/10/05
かずさん
0
よく思い付くなぁと感心した。2013/07/20
冬至楼均
0
本論とは全く関係の無い冒頭での「郵政省賛美」が妙に引っかかった。なるほど小泉首相(当時)を閻魔と呼ぶわけだ。2012/04/28
うたまる
0
「朱山山中には五つの天皇陵があることを思い出して下さい。朝廷を尊ぶ勝元、政元は当然寄進しても良いこの朱山をなぜか朝廷に寄進しません。龍安寺にはね、朱山だけはどのようなことがあってもけっして手放してはいけないという古くからの言い伝えがあるのです。理由は誰にも判りません。ただ、言い伝えだけが伝承されているのです」2010/04/04