内容説明
日本人宇宙飛行士が肉声で語る厳しい訓練模様、名物宇宙飛行士たちとのとっておきエピソード、そして好奇心が広がるエンデバーでのさまざまな実験。宇宙から「かけがえのない地球」を眺めて考えたこと、科学技術の最先端で体得したコスモ・ビジョンとは。宇宙をリアルに実感できる最高の実体験レポート。
目次
第1章 エンデバーの8日間―’92年10月
第2章 宇宙へ!「秒読み開始」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とっと
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NASAでの訓練や毛利さんの感じた文化の違い、とても楽しく読めました。一応宇宙実験レポートなので、スペースラボ内で行われた化学物質の実験のやり方、そして結果等も書かれてありますが、それは私にとってチンプンカンプンでした。2012/03/14
Shoichi Kambe
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*鉛錫テルル単結晶の成長「地上では、熱対流が起こり、均一で方向がそろった単結晶ができないのです。その点、宇宙は熱対流によるかき回しがないため、条件は良い…」 *宇宙服の下に耐Gスーツ。帰還の際は、お腹から足首まで…風船で押さえつけるように空気を入れて圧力をかける。 *例えば、半導体の結晶を作るとき…無重力の宇宙では熱対流や…この表面酸化膜が破れることもなく良質の半導体が得られた。 *8000メートルからの緊急脱出。パラシュートが開くのは地上800メートル前後。それまでの間はパラシュートなしで自由落下。2023/03/15