大衆文学館<br> 伯林―一八八八年・次郎長開化事件簿

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伯林―一八八八年・次郎長開化事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 573p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062620956
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

明治21年冬の伯林。留学中の若き医学徒の森鴎外はドイツ娘との恋に煩悶の日々を送るが、古城でおきた伯爵殺害事件に遭遇、究明にのりだす。二重密室、背景に鉄血宰相ビスマルク―乱歩賞受賞の名作と、明治になり、老境に入った清水の次郎長が新時代の青年と、持込まれる怪事の数々を解く傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松井和翠

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『伯林―一八八八年』のみ再読。三読目。初期作特有の危うさと作者の特質である巧緻さが共存しており、類稀な読書体験をさせてくれる。何より、森林太郎(まだ鴎外ではない)が密室殺人(+ビスマルク)に挑むという設定で心躍らないミステリファンはいないだろう。各章の冒頭に付されたセンテンスやラスト三行の締めも心憎いばかり。2011/05/04

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