講談社漫画文庫<br> 蒼天航路 〈1〉

講談社漫画文庫
蒼天航路 〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 449p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062608725
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

【内容紹介】
「三国志」はいまだ魅力的な謎に満ちている!!
稀代の奸雄にして破格の英雄――
曹操孟徳の覇業、ここに始まれり!!

今からおよそ2000年の昔、後漢帝国末に大宦官(かんがん)の孫として生まれた阿瞞(あまん)は、あり余る才気を存分に生かし、奔放苛烈な少年時代を過ごす。彼こそ後の世に巨大な悪名を残す英雄、曹操孟徳(そうそうもうとく)であった。青年となった曹操は、洛陽にて北部尉に就任。厳しい法令を次々に発し帝国の治安を高めていく。時に死者をも出すそのけた外れの勤務ぶりは、やがて朝廷の実力者・十常侍(じゅうじょうじ)を敵にまわしてゆく。が、曹操は、さらに帝国最大のタブー「党錮(とうこ)の禁」を暴こうと目論む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つみれ

31
三国志好きを公言しておきながら、今まで読んでこなかった本作をついに読む。演義を底本とした三国志ものとは一線を画する型破りな解釈の連続に興奮を抑えきれない。曹操の張譲邸襲撃などというマニアックな史実を、若い曹操の恋愛事情と結び付け魅力的なエピソードに仕立て上げているのはまったく見事としか言いようがない。既成概念に囚われず、権威権力におもねらない洛陽北部尉就任後の曹操の佇まいは、まだ青年でありながらすでに大物の風格が漂っておりひたすらにカッコいい。曹操の持つ冷酷さや残忍さにこういう形で光を当てた功績は大きい。2019/07/28

みや

28
中華統一を目指す曹操の生涯を描くネオ三国志。想像の遥か斜め上を突き進んでいて、何度も魂消た。まさか曹操が「アモーレ!」を連呼するとは。ぶっ飛んだ解釈や濃い絵柄は好みが分かれそうだけれど、私は凄く好き。どの人物も活き活きとしていて、第一巻から抜群に面白い。眼球が何個も飛び交い、血飛沫の量は半端なく、容赦ない殺しの描写に興奮した。折れた剣を両脚で踏みつけて首を刎ねる様は特に見事。舞いのように剣で闘う姿は美しく、悪役たちの徹底した悪人面も素晴らしい。第一巻は爆烈団と対決、水晶との恋、張譲と対立、北部尉就任まで。2019/06/23

(can´﹀`*)/

23
『三国志』は横山三国志以来。さっぱり忘れている。出だしの 《悪党と言われてきた者は 本当に悪党なのだろうか 善玉と言われてきた者は 本当に善玉なのだろうか 歴史は善と悪だけでわりきれるものではない》にすっかり胸をつかまれ読んでしまった!曹操メインっでかつかっこいい!!無邪気で愛らしさもある!!!意外な展開で面白い。横山三国志と併読したいなーー☆水晶との恋、どうなっていくのやら。この時代の恋は大きな争いに繋がりそうでどきどき。横山三国志にはあまり(ほとんど)ない情事も多くあり刺激が強くてどきどき。2016/05/01

もも

15
読む前は絵がどうかなぁと思っていましたが、力強いタッチの絵は曹操をよりかっこよく表現してると思う。人が殺されるシーンは好きではないが、恐いことにそれには慣れてしまうようです。賢くて、強くて、男前な曹操、最後まで楽しませてください。2011/07/28

D4C

12
三国志関連となると、どうしても劉備メインになってしまいますが、こちらはその宿敵、曹操を主役に置いた物語。曹操の若い頃の話は略歴でこそ知っているものの、こうして物語として読むのは初めて。もちろん三国志で出てきたキャラクターも登場し、曹操はこんな若いころを送っていたのかと非常に興味深いです。2015/11/04

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