出版社内容情報
【内容紹介】
生麦事件に端を発した薩英戦争が起こり、薩摩隼人の気骨に英人(イギリスじん)は驚嘆した。中央では池田屋事件・御所蛤御門で若き志士が散る!そして新選組や会津見廻組が勤王の志士と凄絶な戦いを展開。長州では外国連合艦隊と馬関(ばかん)戦争が起こるが、この騒乱の大局を1人冷静に見極める幕府重臣・勝海舟は、西郷に何を語ったのか?
「倒幕・王政復古は諸藩の連合にある」とした西郷は、その第一歩として尊王攘夷を掲げる長州奇兵隊の高杉晋作や、藩の中枢の桂小五郎(後の木戸孝允)と会合し、薩長同盟を成立させた。そこには海援隊・坂本龍馬と陸援隊・中岡慎太郎の活躍が……。