出版社内容情報
【内容紹介】
初めて中国全土を征服した秦始皇帝(しんのしこうてい)は、巡行の途中沙丘(さきゅう)で病死、秦帝国はぐらついた。秦の暴逆に叛旗を翻したのは農民出の陳渉(ちんしょう)、楚の名門項羽、小役人上りの劉邦らだ。陳渉亡き後、項羽らは楚の懐王を擁立。懐王は項羽と劉邦に秦の首都かん陽を制圧した者を関中王にするとけしかける。この作戦で項羽は猛將章邯(しょうかん)と激突する遠路を行かねばならなかったが、黄河を渡り鉅鹿(きょろく)城下で章邯の大軍と激突、史上名高い背水の陣を布いた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大泉宗一郎
8
高校の授業で散々扱ってきた『史記』。どんな話だったかと今さら読み返してみるが、読み進めてゆくうちに世界史の授業もよみがえってきて、とてもノスタルジックな気持ちになってしまう。2019/07/21
北白川にゃんこ
4
流石は昔の人!命が羽より軽い!一番混乱した時代だからむしろ清々しいね。さて、平定出来るんだっけか。2021/03/14
𝓚𝓸𝓉𝓸
1
スキマというサイトで読めたので。秦の始皇帝亡きあとの戦局や人間模様。『巨星墜つ』『先んずれば人を制す』『沛県城乗っ取り』『農民王の最期』『項羽と劉邦』『関中王』『背水の陣』2017/06/27
arianrhod
1
史記、ずっと気になっていたけどこういう感じなんだな、とざっくり解る一冊です。2015/10/19
うぇす
0
上中下の上。 この作品でも項羽がすっごいかっこいい。悲劇の英雄バイヤスだろうか。2014/01/29