講談社選書メチエ<br> どのような教育が「よい」教育か

個数:
電子版価格
¥1,925
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社選書メチエ
どのような教育が「よい」教育か

  • 苫野 一徳【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 講談社(2011/08発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 36pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 14時10分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062585095
  • NDC分類 371
  • Cコード C0337

出版社内容情報

〈よい〉教育とは何か。根本から徹底的に考える。「ゆとり」か「つめこみ」か、「叱る」のか「ほめる」のか──教育の様々な理念の対立はなぜ起きるのか。教育問題を哲学問題として捉えなおし現代教育の行き詰まりを根本から解消する画期的著作! (講談社選書メチエ)

序章
第一章 教育をめぐる難問
第二章 アポリアを解く
第三章 どのような教育が「よい」教育か
第四章 実践理論の展開序説
終章
あとがき



苫野 一徳[トマノ イットク]
著・文・その他

内容説明

「ゆとり」か「つめこみ」か「叱る」のか「ほめる」のか―教育の様々な理念の対立はなぜ起きるのか。教育問題を哲学問題として捉えなおし現代教育の行き詰まりを根本から解消する画期的著作。

目次

第1章 教育をめぐる難問(教育の論じられ方;教育のいま;教育学の混迷)
第2章 アポリアを解く(現象学の援用;欲望論的アプローチとその優位)
第3章 どのような教育が「よい」教育か(私たちはどのような生を欲するか;「よい」社会とは;「よい」教育とは)
第4章 実践理論の展開序説(教育方法の根本発想;「よい」教師とは;「よい」教育行政とは)

著者等紹介

苫野一徳[トマノイットク]
1980年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学教育・総合科学学術院助手などを経て、現在日本学術振興会特別研究員(PD)。専攻は教育学・哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

14
難しいことをとても分かりやすく書いてくれている印象。苫野氏の教育本は何冊か読んだが、本書が苫野氏の教育に関する考え方、またそれに至った道筋を漏れなく含み、基になっている内容だと思える。教育のみならず哲学、社会学の面からも多いに勉強になった本。2018/03/21

すみけん

10
「よい」教育とはなにか、教育哲学の観点から研ぎ澄まして論じられている。〈自由の相互承認〉がキーワードになって、それをベースに理論が展開されている。やや難解な表現もあるが、面白かった。批判的な見方もあるだろうが、それはそれでいい。建設的な議論が積み重なっていくことで子供たちが豊かな人生を歩んでいけるなら。2017/10/15

Nobu A

7
とても興味深い序章。教育を取り巻く問題を筆者、独特の欲望論的アプローチで検証、考察。「ゆとり」と「詰め込み」、「叱る」と「褒める」等の対立に正解はなく、教育の本質は各人の自由と社会における相互承認の教養を通しての実質化だと主張。随所に示唆に富むが、かなり専門書寄り。正直、よく解らない箇所も多い。どうしてかなと思ったら、援用に使われたヘーゲル哲学やフッサール現象学を始め哲学が数多く引用され、アポリア、レゾンデートル等一般人には馴染みがないカタカナ語や抽象的な記述も多い。だが、筆者の他書も読んでみようと思う。2018/09/09

まさき|SNS採用に強いフリーランス

5
苫野先生は、むずかしい哲学用語・概念を、わかりすく説明するのがほんとうに上手だなと思う。冒頭、「本書では現象学とヘーゲルを用いて、教育の本質・正当性の原理を明らかにする」みたいなことが書かれており、「は!?」と思ったけれど、初学者の自分でもちゃんと理解できる内容になっていた。結論だけすっ飛ばしていうと、●教育の「本質」とは「各人の自由、および社会における〈自由の相互承認〉の〈教養=力能〉を通した実質化」(p.28)●「よい」教育とは、「〈一般福祉〉に適っている、あるいはこれを促進するもの」(p.137)。2019/12/08

けいぎ

4
筆者の主張が(まわりまわって)選好功利主義から一歩も出ていないように見えるのは私だけでしょうか!?2013/07/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4013202
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。