講談社選書メチエ<br> 階級社会―現代日本の格差を問う

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講談社選書メチエ
階級社会―現代日本の格差を問う

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062583718
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0336

内容説明

一握りの富裕層が富を独占する一方で、職のない若者たちはアンダークラス化し、貧困層は増大し続ける。日本は今や階級格差の超大国であり、階級格差は今もなお拡大し続けている。衝撃的現実を客観的データに基づいてレポートし、現代日本に警鐘を鳴らす。

目次

第1章 階級の死と再生
第2章 階級へのまなざし―近代都市東京と「階級」
第3章 庶民とヒーローの階級闘争―『下町の太陽』と梶原一騎
第4章 拡大する階級格差
第5章 アンダークラス化する若者たち
第6章 女たちの階級選択
第7章 「格差社会」のゆくえ

著者等紹介

橋本健二[ハシモトケンジ]
1959年、石川県生まれ。東京大学教育学部卒業、同大学大学院博士課程修了。武蔵大学社会学部教授。専門は理論社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さるくん

2
少し古い本だけど、日本が明確な階級社会であることを前提とした多面的な考察には説得力を感じる。本書に概説されている各階級の特徴から判断すると、自分は典型的な新中間階級である。しがらみがなくリベラルな新中間階級が意識的に格差是正を目指すべきとの主張にも納得させられた。2022/12/07

モンジャ

2
オーディオブックにて。面白かったです。ふわっと思ってた言語化されてなかった事が書いてある気がしています。明日のジョーと愛と誠が読みたくなりました。2021/05/05

二人娘の父

2
はたらく人たちを階級としてとらえ、その階級論を確かに議論に値するものに育てた著者の功績は大きい。左翼はなぜ著者からもっと学ばないのか。いや、学んでいるのかもしれないが、それは見えにくい。刊行は今から14年前と、些か時間が経っているが、視点は新鮮。好著。2020/11/16

セイタ

1
日本の階級社会が再出現し始めていることに書かれた本!3時間強でさらっと読めた。2006年出版なのでちょっと古い。また、小泉政権、エムクルー社、竹中平蔵のことが度々言及されている。まあ、2023年現在でも小泉政権や竹中平蔵が日本の格差社会の生みの親と言われているくらいだから当然ともいえる。何よりこの著者が書いた『新日本の階級社会』という本も読んでいたのだが、全く記憶になかった。この本もそこまで目新しい発見はなく、「東京論」や「大衆文化論」は退屈で仕方なかった。ただ、今後の研究の役に立つ情報や考え方もあった。2023/06/25

宇宙図がここにあったはず

1
労働者階級は資本家階級と新中間階級からの二重の搾取を受けている。学力と大学進学率はあまり関係がなく、親の資本が大きく関係する。2016/01/31

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