内容説明
「食探し」は脳を発達させ、「匂い」はコミュニケーションをもたらす。ヒトはなぜ一日に多種の食べ物を求めるのか?自分とは異なる「匂いの遺伝子」を好むのはなぜか?味覚・嗅覚の最新研究がサルからヒトに至る進化を捉えなおす。
目次
第1章 霊長類とは何か
第2章 グルメなサル―ヒトの採食戦略
第3章 香水をまとうサル―ヒトの繁殖戦略
第4章 感覚の序列化
第5章 嗅覚・味覚から見た世界
著者等紹介
上野吉一[ウエノヨシカズ]
1960年、岩手県生まれ。北海道大学農学部卒業後、同大学大学院博士課程文学研究科(行動科学)修了。現在、京都大学霊長類研究所助教授。専門は霊長類の味覚・嗅覚の知覚・認知
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