講談社選書メチエ<br> ブッダの人生哲学―「正しく生きる」ということ

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講談社選書メチエ
ブッダの人生哲学―「正しく生きる」ということ

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062582339
  • NDC分類 182.8
  • Cコード C0315

内容説明

変転する「世間」を生き抜く正しい道とはなにか?縁りて生起するこの世の四苦八苦を脱し、正覚を得たブッダ。その方法は、快楽への耽溺と苦行の二つの極端を退け、中道を探ることであった。古代インドの四住期の思想をふまえ、ブッダが説く人生哲学を解説。

目次

第1章 豪奢を捨て清貧を選んだゴータマ
第2章 縁起のダルマを覚り、八正道を説く
第3章 縁りて生滅する理法を説く
第4章 中道が生きるためのダルマ
第5章 ブッダが説いた日常倫理
第6章 人生の舞台を考える
第7章 法数でよむ世間

著者等紹介

田上太秀[タガミタイシュウ]
1935年、ペルー生まれ。駒沢大学仏教学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、駒沢大学仏教学部教授、駒沢大学禅研究所所長。専攻はインド仏教学、禅思想。文学博士
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感想・レビュー

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デビっちん

4
快楽主義と苦行(タパス)主義を極端な生き方と考え、極端を離れ、中道を歩むのが最良の人倫であるとブッダは説いた。ブッダの実践理論は中道にあり、自分の行為を常に道理に従ってバランスが取れているかどうかを観察することにある。衆縁和合のダルマによって作られている、織りなされている世間であるから、そこは無常であり、四苦八苦に満ちており、神や霊魂、「私」「私のもの」などが見られない。無常とは、創造と破壊をくり返しながら、連続していること。時間を引き延ばし、連続の中でどこがバランスを崩しているのかに気づく訓練をしよう。2014/12/20

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