講談社選書メチエ
天才数学者はこう解いた、こう生きた―方程式四千年の歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062582254
  • NDC分類 411.4
  • Cコード C0341

内容説明

決闘で二〇歳の命を散らしたガロア、数学勝負師タルターリャ、数学教教祖ピタゴラス…。小数、負の数、虚数、超越数…。方程式との格闘は、数のフロンティア拡大の歴史でもある。いできたれ、二一世紀の大天才よ!7次方程式が君を待っている。

目次

第1章 古代の方程式―バビロニア、エジプト、ギリシア、アラブ世界(パピルスと粘土板の天才たち;ギリシア数学の黄金時代;方程式を発明した男、アル・フワリズミ)
第2章 伊・仏・英「三国志」―数学のルネッサンス(イタリア・ルネッサンス、ヨーロッパ数学の復活;フランスの数学革命;そのころイギリスでは)
第3章 ニュートンとラグランジュと対称性―科学革命からフランス革命まで(対称性の発見、ニュートンの奇跡;ラグランジュと代数学の基本定理)
第4章 一九世紀の伝説的天才―アーベルとガロア(悲劇のアーベル;ガロア、謎の決闘に死す)

著者等紹介

木村俊一[キムラシュンイチ]
1963年生まれ。東京大学理学部数学科卒業。同大学院理学部修士課程修了。シカゴ大学にてph.D取得。MIT、ユタ大学、ヴァージニア大学、マックス・プランク研究所などを経て、現在、広島大学講師。専門は代数幾何、アーベル・ヤコビの定理の一般化をもくろんでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

galoisbaobab

6
方程式をめぐる数学者たちのstruggle。方程式が解けるということはどういうことなのか?を誰も目にしたことがない抽象数学で暴き出したガロアまで駆け抜けます。でも、わかるかどうかは・・・ね。結構無茶してます。もっといい入門書を選んだ方がいいですよ。伝記としてどうぞ。2015/09/12

さきん

5
数学の歴史を紹介したなかでは、文庫サイズより2倍程度大きいので、読みやすい。2015/07/09

ともさん

1
読み物のところは面白いのだけど、理論と証明は、ピタゴラスから既について行けず。2017/06/22

渓流

1
何度も方程式解法の歴史は読んだのですが、この本によって3次方程式の解を、x+ωy+ω²zと置くことの必然が分かりました。数十年来の溜飲が下がり、暑い夏を乗り越えられた。2016/09/23

りょーへい

1
8月25日から。今年の40冊目。数学の考えであったり、意味合いに興味があり読んでみたのですが、さっぱり分からないです(笑)(数学が苦手なのもありますが…)たぶん、大学で数学を学ぶかたには最適なんだと思います。大変難しい。2015/08/29

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