内容説明
一日8トン、一生で24万トン。心臓という筋肉袋はこんこんと血液を送り出す。酸素、栄養、老廃物、外敵…。万能の液体=血液は、人体の物流を担っている。三大内臓の最前線で、血液はどうやって物質交換しているのか?血液循環の流れに乗って、人体器官の驚異の世界をひと巡りしよう。
目次
第1章 人間の生命と血液(血液は万能の液体;全身を駆けめぐる血液 ほか)
第2章 心臓と血管系―循環器(心臓というポンプ;血管をめぐるさまざま ほか)
第3章 酸素をどうやって取り込むか―呼吸器(肺に空気を出し入れする;肺から全身にガスを運ぶ ほか)
第4章 栄養分を確保するために―消化器(胃腸で栄養を吸収する;肝臓は何の役に立つ ほか)
第5章 要らないものもよく考えてから捨てよう―泌尿器(小さな腎臓の中の大きな世界;糸球体=血液から尿をつくる繊細な濾過装置 ほか)
著者等紹介
坂井建雄[サカイタツオ]
1953年生まれ。東京大学医学部卒業。ハイデルベルク大学研究員、東京大学医学部助教授をへて、現在、順天堂大学医学部教授。医学博士。専門は、解剖学、腎臓と循環器の微細形態細胞生物学
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