内容説明
1970年代、英国バーミンガム大学・現代文化研究センター発。瞬く間に世界を席巻した新たな知の潮流=カルチュラル・スタディーズ。メディア、サブカルチャー、人種、セクシュアリティ、歴史をどう捉えなおすのか?領域を超えて豊饒な成果を生みつづける文化研究を、基礎から立体的に紹介する格好の入門書。
目次
第1部 カルチュラル・スタディーズは大衆文化を語る
第2部 カルチュラル・スタディーズの理論と実践(メディア(オーディエンス)
サブカルチャー
人種・エスニシティ
ジェンダーとセクシュアリティ
歴史の政治学)
第3部 キーワード解説(記号論;ポストコロニアル批評 ほか)
著者等紹介
吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、東京大学社会情報研究所教授。専門は、文化研究、都市論。著書に、『都市のドラマトゥルギー』(弘文堂)『メディア時代の文化社会学』(新曜社)『博覧会の政治学』(中公新書)『「声」の資本主義』(講談社選書メチエ)『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店)などがある
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