講談社選書メチエ
知の教科書 ユング

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062582063
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0311

内容説明

魂の探究者、ユング。「集合的無意識」・「元型」・「コンプレクス」―新たな概念を駆使し、より深く、人間のこころの実相に迫る。生涯から、心理技法の最前線、そしてその思想の暗部まで、メチエ内新シリーズ「知の教科書」で、立体的にユング思想の全貌を解明する。

目次

ユングの生涯と思想
ユング思想のキーワード
三次元で読むユング
ユング心理学の技法
知の道具箱

著者等紹介

山中康裕[ヤマナカヤスヒロ]
1941年、愛知県生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。同大学大学院修了。現在、京都大学大学院教育学研究科教授。同研究科長・教育学部長。専攻は、心理臨床学・精神医学・ユング心理学。著書に、『少年期の心』(中公新書)、『臨床ユング心理学入門』(PHP新書)、『心理臨床と表現療法』、『こころに添う』(いずれも金剛出版)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

frosty

3
やっぱりユングの心理学が好きだなぁと思った。2020/08/17

NICK

2
ユングといえばUFOやら錬金術といったオカルトに手を出した似非心理学者というイメージがある。果たしてユング流の精神医学は科学的に効果を出しているのだろうかという疑問だが、科学性は置いておいて、一つの思想として読めば結構面白そうだ。フロイト(この大人物も科学性を疑問視されている)における意識はエスや超自我の板挟みにされるようなものであったが、ユングにおいてはむしろ意識と無意識のどちらも「自己」の一部であるという心の全体性が強調されている。この全体性は事物を繋がりとして見る「布置」なる概念にも現れている。2012/06/07

HITO

1
ソシュールを読んだら、なんだかユングとフロイトが読みたくなって購入。知の教科書シリーズらしく、一生から思想的エッセンスまで非常に理解しやすくまとめられている。「集合的無意識」と、「原型」の概念は、何度読んでも刺激的。2010/01/01

彩色

0
ユングの人物像が分かった。何度も読み返した部分もあったが、大筋は理解できたと思う。繊細な人なんだなぁ、と。2017/10/28

じょん@LEVEL0

0
主観と客観の記述スタンスが曖昧で、ユング解説というよりユング批評な感じがしないでもない。 が、カール・グスタフ・ユング という人間の事はそれなりに知れる。 ここから錬金術や宗教関連に拡げたくて読んでる自分としてはいい下地が作れた。2012/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/455287
  • ご注意事項