講談社選書メチエ
エジプト王国三千年―興亡とその精神

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062581905
  • NDC分類 242
  • Cコード C0322

内容説明

ナイルという偉大な母が生んだ空前の文明。最初のファラオから三千年、最後の女王クレオパトラがローマの手から守ろうとしたエジプトとは何だったのか。強大な王権のもと、大神殿を造り、文字・暦を生み出し、三十にも及ぶ王朝の繁栄を実現した古代エジプトの歴史とその精神世界を描き尽くす。

目次

第1部 興亡三千年(ナイルの賜;王権の形成;異民族の侵入と新王国の成立;アマルナ宗教改革そしてラメセスの登場;グレコ・ローマン時代へ)
第2部 古代エジプト人の精神世界(エジプト人の時空間;文字と文学;古代エジプトの宗教と芸術)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

5
古代エジプト王朝時代3000年を、一冊でざっくりと概観。よくわかっていない古王国時代、異民族が侵入した中王国時代、宗教改革と対外戦争の新王国時代をコンパクトにまとめている。現代人には馴染み難い複数の王名、古代エジプト人の時空観や宗教観、様々な「文学(自伝、教訓話から、詩歌、冒険物語まで様々)」など多面的に紹介している。ヘロドトスの「エジプトはナイルの賜」という言葉の、本当の意味(著作全体の文脈としては当たらずしも遠からずなのが複雑・・・)を冒頭で解説する辺りは、掴みはOK!的な構成かも。2013/04/17

YnariY

0
エジプトにファラオが登場して三千年。 その繁栄と衰退を二百数十ページに収めた内容だから、 ちょっと大変。 一人のファラオの名前とっても5つも名前があったり、 地名も似た音がいくつかあって、頭がグルグルしてしまう 要因でもあるけど。 でも、どこか興味を持った王朝に関する本を数冊読み、 エジプトの歴史全体を踏まえておきたい人にはおすすめ。 歴史の授業を受けている感じで、 「ここは重要なので覚えておくように」と 言われそうな箇所に多々遭遇する。 この次、どんな本を読んだらいいかも示2007/12/23

n_aizawa

0
☆☆☆:2000年当時の欧米の最新知見をふまえて古代エジプト史をたどる本。とにかくどでかいスケールに圧倒される。最後にちょろっと出てくる暦、文字、文学の話は面白かった。ちなみにミイラの話はない。2020/06/07

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