内容説明
「同化」から「共存」へ!イギリス系、ドイツ系、イタリア系、ユダヤ系…。母国の風土と歴史をいやおうなく背負った移民たちの哀しみと歓び。やがて、それぞれの差異は差異のまま、新しい「アメリカ」が生まれ出る。超大国の活力を支える多元主義の実態を読みとく。
目次
第1部 エリートとなった移民―規範を作った者たち(アメリカの「本流」―イギリス系アメリカ人;アイロニーを生き抜く―ドイツ系アメリカ人)
第2部 遅れてきた移民―規範に従おうとした人たち(わが祖国は緑なりき―アイルランド系アメリカ人;都市の村人たち―イタリア系アメリカ人)
第3部 エキストラ移民―同化せずに物言いをつける人々(選び取るアイデンティティー―ユダヤ系アメリカ人;特異なるがゆえに―アフリカ系アメリカ人)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てり
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いくつかの民族をあげてその特徴、性格、アメリカにおける立ち位置などの解説。アジア系がないのが残念だが、それぞれの民族について理解を深めるのに参考になった。2022/05/30
やご
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アメリカを構成する多様な民族の中から代表的なイギリス系、ドイツ系、アイルランド系、イタリア系、ユダヤ系、アフリカ系を取り上げ、その由来、現在の状況などから「アメリカ」あるいは「アメリカ人」とは何なのかを考える、という本です。 (続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/0077.htm2007/02/27