講談社選書メチエ<br> ヘーゲル『精神現象学』入門

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講談社選書メチエ
ヘーゲル『精神現象学』入門

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062581530
  • NDC分類 134.4
  • Cコード C0310

内容説明

1807年。哲学界に未曾有の書が現れる。「無限の運動」の相のもと、およそ人類がもつ、知の全貌をとらえる究極の書。目前の木の認識に始まり、世界全体を知りつくす「絶対知」にいたるまで。文明の始原から近代ヨーロッパの壮大な知まで―。人間精神のあらゆる領域を踏破する、哲学史上最難解の書を、「ヘーゲル翻訳革命」の著者が、明快に読みつくす。

目次

第1章 『精神現象学』のむずかしさ
第2章 意識の根本性格
第3章 地図のない知の旅
第4章 知の旅程(意識・自己意識・理性;精神の種々相;宗教から哲学へ)
第5章 思考の奇怪さについて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

49
ヘーゲル著書の斬新な翻訳で定評のある長谷川氏が、現象する知(意識)が自己自身の真実の姿を発見していく弁証法的経験を繰り返して普遍性を高め、遂には絶対知到達するという(最も低い単純な意識から最も高い複雑な意識に至る全意識の展開を説いた)精神現象学について、噛砕いて解説してくれている(難解さは否めず)。世界三大難解哲学書の1つの『精神現象学』にトライする前に、その入門書として本書を読んでみた。2019/07/04

shikashika555

30
哲学素養皆無状態での入門書。 きちんと読み取るのは無理ゲー。 ヘーゲルの思想が生まれた時代背景や当時の思想の潮流などが予備知識としてあればもう少しマシだったか。 とにかく、認識を否定してみるところから知への冒険が始まる。しかしながらその否定は「知」に関わる意識を動かし、絶対の知(真実?)へと繋がる肯定的なものであると。 そして真実=主体というものは解体と再生を繰り返すうちに、その有様を見せると。 神を絶対知として人間の対極に置くことをしなかった。 で、真の知への道は疑いの道であり絶望の道であると。 2021/02/22

koji

21
20年間本棚にしまいっぱなしにしていました。入門と言いながら一筋縄でいかないのは分かっていましたが、1月の10冊目に5日余裕があったのでチャレンジしました。当時長谷川宏さんの訳は、ヘーゲル翻訳革命と言われ人気がありました。本書も1年で4刷重ねています。長谷川さんは「精神現象学」を、己の暴走する思考を直向きに追いかけるようにして書かれた書物で、その後そのエネルギーに見合った大がかりな秩序を構築し、美学講義、歴史哲学講義等に体系化されたと結論づけています。その思考の上にたった解説は分かり易く格好の入門書でした2021/01/31

はるわか

21
対象をも自己をも超えていく否定の運動そのもののうちに、ヘーゲルは絶対者と絶対の真理のあらわれを見ようとした。さらに前へと矛盾の運動を続けようとすれば、自己意識はさらに深く自分の内面へと入っていく他ない。内面への旅の果てに見いだされるのが良心である。その一方、内面に沈潜した自己意識が容易に外界とのつながりを見いだせず、出口のない苦悩にさいなまれるさまもしっかり見すえようとした。2017/03/08

Bartleby

16
『精神現象学』の副読本としては解説があっさりしすぎて物足りない。しかし本書の魅力はむしろ、著者が長い翻訳作業の過程で聞き取った若きヘーゲルの地声や息遣いをわれわれに伝えてくれていることにあるのだと思う。初学者には原著の理路を追うことだけで精一杯で、そこから執筆時のヘーゲルの中で溢れていた情熱や迷いを感じとることまではできないが、著者はまさにそうした側面を『精神現象学』の文章から示すことでヘーゲルと読者との距離をほんの少しだけ縮めてくれている。2016/02/09

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