内容説明
全「優」の小学生。偉大な芸術家への夢だけに生きた青年。兵役忌避者。一変して、鉄十字章の「勇敢」な兵士は、戦場に「故郷」を見いだす。魔力的な演説、メディア操作。一人の天才‐悪魔が、絶望のドイツを熱狂的国家へと再編する。夢と嘘と現実の間を駆け抜けた男の生涯を、あらゆるヒトラー研究を渉猟し、総括した決定版。
目次
プロローグ ヒトラー像の変遷
第１章 怠け者時代
第２章 志願兵として
第３章 デマゴーグの誕生
第４章 首相への道程
第５章 政治家の手腕
エピローグ 最高軍司令官の暴力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
7
余り知らないヒトラーの前半生の部分は興味深く読みました。全体としてさらさらと書いてあり読みやすいです。2020/10/31
客野
1
読み終わった後、思わず息を吐いた。ヒトラーに関する本は山のようにあるが、この本は比較的一般向けであるため文章が簡潔で読みやすく(しかしじゅうぶんな厳密さも兼ね備えている)、また、多くの箇所にヒトラーの言葉が引用されていて、強い臨場感を覚える。興味深かった。2016/10/07
みずいろ
1
事実を淡々と追い、所々にヒトラー本人の発言を挟んでいる。彼の人柄については正直あまりよくわからなかったが、彼がしたこと・歴史の流れをつかむにはとても良いと思った。2010/12/31
AppleSugar
0
TBD2016/12/31
