講談社選書メチエ
ピアノの誕生―楽器の向こうに「近代」が見える

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062580533
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C0373

内容説明

ベートーヴェン、クレメンティ、リスト…。絢爛豪華な演奏の裏に、理想の音色をめざして、しのぎを削ったピアノメーカーの技術競争があった。ピアニストにあこがれる娘たち、安いレッスン料に泣く教師、自動楽器に驚くブルジョア。産業革命が生み出した夢の楽器に、それぞれの希望が託されていく…。本書は音楽を通してみる「近代」の縮図である。

目次

第1章 戦争と革命が発展をうながす
第2章 産業の楽器
第3章 ヴィルトゥオーソの時代
第4章 ピアノという夢
第5章 ピアノ狂騒曲
第6章 自動楽器
第7章 日本のピアノ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

17
ピアノが今や社会的に認められた存在となって、家具と同様なところまで来ているということで、なぜチェンバロが消滅してピアノが残ったのかを明快に示してくれます。また日本におけるピアノの地位について1章を設けて分析しています。ピアノの観点からの社会学といったところでしょう。2014/07/07

ryochin

1
なぜピアノだけがこうも特別で現代でも進化を要求される楽器なのか。みんなピアノに夢を見ているからだと筆者は語る。2017/02/28

takao

0
モーツァルトやバッハの時代、ピアノは2種類あった。ウィーン式とイギリス式。 それぞれ特徴があり、その特徴を活かした楽曲がつくられた。2016/10/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/511840
  • ご注意事項