講談社選書メチエ<br> ハプスブルクの君主像―始祖ルードルフの聖体信仰と美術

講談社選書メチエ
ハプスブルクの君主像―始祖ルードルフの聖体信仰と美術

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062580274
  • NDC分類 723.3
  • Cコード C0371

内容説明

対抗宗教改革の時代。ハプスブルク家の小さなエピソード「ルードルフと司祭」は、カトリック信仰のシンボルとなって様々に変容していく。そして、フェルメール『信仰の寓意』のカーテンに描きこまれたルードルフ一世。その意図はなにか。「寓意」とは…。社会的コンテクストのなかで図像を読み解く刺激的な書。

目次

第1章 敬虔なる始祖―「ルードルフと司祭」伝承の成立と十六世紀までのその展開
第2章 理想的カトリック君主―対抗宗教改革期における伝承の変容
第3章 祝祭と演劇の中の「ルードルフと司祭」
第4章 伝統と創意―スペイン領ネーデルラントを中心とする十七世紀の作例
第5章 ルードルフに倣いて
第6章 皇帝家礼賛―中欧のバロック美術
第7章 フェルメールの『信仰の寓意』