講談社選書メチエ
イスラム・ネットワーク―アッバース朝がつなげた世界

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062580182
  • NDC分類 209.4
  • Cコード C0322

内容説明

八世紀、ユーラシア大陸。アッバース朝は、イスラム独特の都市間交通を利用し、交通網をつくりあげていった。「草原の道」「海の道」「川の道」は、北欧へ、アフリカへ、スペインへ、中国へと通じる。はじめて世界は一つになったのである。「ネットワーク論」の視角から世界史を書きかえる問題の一書。

目次

第1章 ネットワーク論と世界史成立の起点
第2章 イスラム・ネットワークの拡大と変容
第3章 アッバース朝と首都バグダード
第4章 アッバース朝における経済の発展
第5章 西方世界への拡大
第6章 内陸アジアのイスラム・ネットワーク
第7章 ヴァイキングの活動
第8章 ペルシア湾と中国沿岸部を結ぶ
第9章 黎明期の東アジア海上交易
第10章 イスラム・ネットワークからモンゴル・ネットワークへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

源次/びめいだー

1
都市を成り立たせるネットワーク、都市と都市を結ぶネットワークを中心にして歴史過程を把握しようとする仮説「ネットワーク論」。その観点から、様々な地域に通じたアッバース朝と、その時代の世界史を論じた書。2016/06/15

Ta Kano

1
イスラームがいかに都市と商人の宗教かよく理解できる一冊。何度も棄教してしまうゾロアスター教徒を金で釣って改宗させるとか、もうたまらない。2012/11/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/29215
  • ご注意事項