講談社選書メチエ
ウマ駆ける古代アジア

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062580113
  • NDC分類 220
  • Cコード C0322

内容説明

6000年前、北アジアで人は野生のウマに出会った。草原の民の最高の伴侶となったウマは、騎馬・調教の方法と、馬車の技術とともにユーラシア全域に広まっていく。シュメルの戦車として、スキュタイの騎馬遊牧として、漢の軍馬として…。最新の考古学の発掘成果を駆使し、ウマと人の最古のつながりを探る渾身の書。

目次

第1章 ユーラシア草原のウマとヒト―ウマ利用を開始したウクライナ草原
第2章 車輪と車両の発明―橇から馬車へ
第3章 馬車そして古代戦車の発生―草原とメソポタミアのあいだ
第4章 古代戦車中国へ―殷墟に埋れた馬と車
第5章 騎馬と遊牧と騎兵
第6章 馬と人の社会

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

4
古代のオリエント~中央アジア、そして中国などの壁画や遺物、文献からウマ(ロバも含む)と人間との関わり、特に馬車、古代戦車、騎馬など乗り物としての役割に着目した本。特に図象や馬具の遺物から馬車の構造を読み解き、技術の変遷をたどる。ウマは古代人にとって、輸送手段であり兵器でもあった。そのために、只の家畜とは違う意味合いを持つようになり、ウマを軍事力として組織化出来た集団が地域の覇権を握るようになる。例えば、駿馬を繁殖させるノウハウを持つことは、現代風に言うと戦略兵器を保有するようなものだった。2012/08/22

すずきん

2
馬の利用や伝播に関する記述はタイトルの割に少なめ、戦車や馬具、騎射などのパーツを深掘りしていた。 個人的には全体像を見たかったので、完全に満足はできなかったが、一気に読みきらせるだけの力はあった2015/02/21

セイタ

1
ウマの歴史に与えた影響について述べた本!全体的に中国の話が多い。ちょっとした寓話などは面白いものが多かったが、細かい説明などはあまり興味が持てなかった。馬は他の家畜と違い雄でも去勢されない。これは馬が単なる家畜ではなく、人間のパートナーであることをよく示していると思う。2014/01/17

Uchibori_a

0
ちと違ったかなw2011/07/13

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