ブルーバックス<br> 脳からみた認知症―不安を取り除き、介護の負担を軽くする

個数:
電子版価格
¥990
  • 電書あり

ブルーバックス
脳からみた認知症―不安を取り除き、介護の負担を軽くする

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年03月29日 17時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062577908
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C0247

出版社内容情報

ある日突然、ネクタイが結べなくなる。妻の顔が判別できなくなる。そのとき脳で何が起こっているのか?専門医が明かす認知症のすべてある日突然、ネクタイが結べなくなる。
妻の顔がわからなくなる。
そのとき脳で、何が起こっているのか?

5歳刻みで発症率が倍増する。
予防のカギは、40代からの生活習慣が握っている――。

専門医が語る「認知症のすべて」


それが、病気の始まりだった。

――夫にゴミ捨てを頼むと、そのまま帰って来ない。どうしたのかと思って外に出てみると、ゴミ袋をもったまま玄関の前でボーッと立っていた。
――車に乗る際に、車の前でぼんやり立っている。ドアがどこにあるのかわからない感じであった。
――自動販売機のコイン投入口に、上手にお金を入れられない。プッシュフォンも使えなくなった。
――視線がそっぽを向いている。どこか別の世界をみているようだ。
――通い慣れているはずの近所の公園に行くのでさえ迷ってしまう。犬の散歩もしてもらえなくなった。


〈どんな病気で、どう進行するのか?〉

・物忘れや幻覚、妄想や徘徊はなぜ起こるか?

・「自分」がわからなくなるのはなぜか?

・本能が乱れ、理性が曇り、介護者に手を焼かせるのはどうしてか?

患者数が300万人を超え、80代の5人に1人が認知症を患う時代――。
若年性アルツハイマー病に苦しむ子供を、老親が看取るケースも出てきた。

「不治の病」や「避けられない老化現象」ではなく、
「早期発見して治すことが可能」な「脳の病気」としてとらえ直す。


【著者紹介】
伊古田俊夫(いこた・としお)

一九四九年、埼玉県生まれ。
七五年に北海道大学医学部卒業後、同大脳神経外科、国立循環器病センター脳神経外科を経て、八四年に勤医協中央病院脳神経外科科長、二〇〇一年に同院院長に就任。二〇〇八年から同名誉院長。
二〇〇七年、札幌市若年性認知症支援事業推進委員長、二〇〇九年、北海道認知症地域支援体制構築事業コーデイネーター、二〇一〇年、札幌市認知症支援事業推進委員長。
日本脳神経外科学会専門医、認知症サポート医。
認知症の地域支援体制づくりに取り組むかたわら、社会脳科学の立場から認知症の臨床研究を進めている。

第1章 そのとき、脳はどうなっているのか?
第2章 認知症とはどういう病気か
第3章 忘れる記憶、忘れない記憶
第4章 乱れる本能、曇る理性、変容する気分
第5章 「私」とは何者か? 見当識障害と脳機能
第6章 幻覚や妄想、徘徊や興奮はなぜ起きるか?
第7章 軽度認知症を見逃すな!――年間一〇%の軽症者が重症化していく
第8章 患者の日常と向き合う――治療とリハビリテーション、日々の暮らし
第9章 認知症の人とともに暮らす時代――「認知症サポート医」になって


伊古田 俊夫[イコタ トシオ]
著・文・その他

内容説明

ある日突然、ネクタイが結べなくなる。妻の顔がわからなくなる。そのとき脳で、何が起こっているのか?5歳刻みで発症率が倍増する。予防のカギは、40代からの生活習慣が握っている―。専門医が語る「認知症のすべて」。

目次

第1章 そのとき、脳はどうなっているのか?
第2章 認知症とはどういう病気か
第3章 忘れる記憶、忘れない記憶
第4章 乱れる本能、曇る理性、変容する気分
第5章 「私」とは何者か?見当識障害と脳機能
第6章 幻覚や妄想、徘徊や興奮はなぜ起きるか?
第7章 軽度認知症を見逃すな!―年間一〇%の軽症者が重症化していく
第8章 患者の日常と向き合う―治療とリハビリテーション、日々の暮らし
第9章 認知症の人とともに暮らす時代―「認知症サポート医」になって

著者等紹介

伊古田俊夫[イコタトシオ]
1949年、埼玉県生まれ。75年に北海道大学医学部卒業後、同大脳神経外科、国立循環器病センター脳神経外科を経て、84年に勤医協中央病院脳神経外科科長、2001年に同院院長に就任。2008年から同院名誉院長。2007年、札幌市若年性認知症支援事業推進委員長、2009年、北海道認知症地域支援体制構築事業コーディネーター、2010年、札幌市認知症支援事業推進委員長。日本脳神経外科学会専門医、認知症サポート医。認知症の地域支援体制づくりに取り組むかたわら、社会脳科学の立場から認知症の臨床研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

11
認知症の仕組みを概説した一冊。 感情的な部分をなしにSPECTを用いて客観的な脳機能障害として認知症を説明しているところが良い。医療従事者があくまで機能低下として、感じている部分が当事者や家族にはなかなか通じないからである。 長寿時代故の空白の老後は正にその通りだと感じた。私が高齢になる頃には更にその「空白」が引退後の彼方に生じているのだろうか。2017/08/07

くまクマ

10
脳SPECT検査の有効性を再確認しました。今後の対応につなげたいと思います。2015/06/06

calaf

9
以前は痴呆と呼ばれていた認知症。種類は結構多いらしい。というか、いろいろなものをまとめて認知症と呼んでいるのが実状らしい...治る(症状が軽減する)認知症もあるものの、大部分は回復は見込めない。認知症予防には、規則正しい健康的な生活を送ることが重要(?) 認知症以外でも同じという気もしますが (大汗)2012/12/04

斑入り山吹

7
ときどき認知症の方をお世話することがあるので、思い当たる症状はどういうものか、知りたかったのだ。まあ、分かったような分からないままのような、そんな感じ。本の後ろの方がなかなか重い。高齢化社会とはどういうものなのか?そこらへんがね。廃用症候群、という言葉が胸に刺さった。40過ぎたら己をそうしないように忘れないようにしたいし、片や年寄りをヒマにしないようにしなければいけないし、という両方の観点で。いいタイミングで読んだと思う。後回しにしている方には、ここから目を背けないでほしい。2015/03/26

牧神の午後

4
脳外科的な側面から認知症を解説する一冊。60歳を超えると、発症率が倍々に増え、高齢化社会では自分や両親、はては(私にはいないけど〕子供などの身内含め他人事ではなくなるわけで、とにかく早期発見して進行を食い止めるための努力が必要。でも、BPSD(行動・心理症状)が出てしまったときに対処できるのか、というのは非常に不安。2019/12/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5468294
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。