ブルーバックス<br> 分散型エネルギー入門―電力の地産地消と再生可能エネルギーの活用

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ブルーバックス
分散型エネルギー入門―電力の地産地消と再生可能エネルギーの活用

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  • サイズ 新書判/ページ数 308p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062577724
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0254

出版社内容情報

電力などの地産地消を可能にする「分散型エネルギー」。風力、小水力などの再生可能エネルギーを中心に、最新技術と課題を解説する。

電力などの地産地消を可能にする「分散型エネルギー」。風力、小水力などの再生可能エネルギーを中心に、最新技術と課題を解説する。

内容説明

再生可能エネルギーの利用で立ち遅れてきた日本だが、ようやく活用への機運が高まりつつある。本書では、水力、風力、太陽光、地熱などにくわえ、潮力、波力、海洋温度差や熱電、圧電、燃料電池など、新しいエネルギー技術の最前線を紹介。大容量集中型発電と自然エネルギーなどを組み合わせたエネルギーの分散化とベストミックスの基礎知識。

目次

分散型エネルギーとは何か
水力発電システム
風力発電システム
エンジン発電システム/コージェネレーション
地熱発電システム
太陽熱発電システム
海洋エネルギー発電システム
太陽光発電システム
熱電発電システム
圧電発電システム
燃料電池システム
太陽光熱利用システム
エネルギー貯蔵システム
スマートグリッドと分散型エネルギー
分散型エネルギーの将来

著者等紹介

伊藤義康[イトウヨシヤス]
1951年、東京都生まれ。1979年、大阪大学大学院工学研究科後期(博士)課程修了。工学博士。同年、東京芝浦電気株式会社重電技術研究所入社。2007年、株式会社東芝電力・社会システム技術開発センター首席技監(理事)。2012年トーカロ株式会社溶射技術開発研究所所長。一貫して発電・送変電などエネルギー機器全般の材料・プロセス開発に従事。日本機械学会フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

11
原発が完全停止し、再生可能エネルギーが見直されている現在、この分野の現状と未来を書いた本。風力や太陽光、地熱などというあたりは良く聞く話だけど、それ以外にもいろいろあるのですねぇ...太陽熱発電は日本ではあまり聞かないなぁと思っていたら、気候等の条件の問題だったのか...そして、エネルギー貯蔵のシステムも面白そう。揚水発電って、そんなに効率のいいものだったのかとか、圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)なんて方法があるんだとか。。。2012/06/12

中年サラリーマン

5
震災以降に注目され始めた火力原子力以外のエネルギーに関することをまとめた本。いろいろな発電、電力貯蔵のまとめになっており持っておくとよいかも。ただ、太陽電池についていわれている製造にかかる電力量より発電できる電力量の方が小さいといわれていたのはどうなったのか。解決したのか。なにも触れていないので良く分からないがそのようなデメリット面が議論されていたということは書いておくべきかと思う。原子力の良い面ばかりで悪い面を伝えてこなかったと言う反省に立つ立場なのならば・・・2013/05/11

Matsui Kazuhiro

2
各発電方式の具体的な解説+電力貯蔵システム+まとめ って構成でマイナー(?)な発電にも章が組んであって内容は充実. スマートグリッドには3タイプあるっていう最後の言及は非常に興味深かった #802013/07/18

清水勇

2
現在研究さえているもの含めてあらゆる発電について言及されており、全体概要を知るには非常に適した本。日本では多くの基礎研究はやられているが、欧州のような実用化に向けた取り組みが遅れていることを痛感した。私自身、アメリカ、中国で、この中に記載されている揚水発電設備に関す仕事をしたが、経済性の壁と常に向かい合わされた。消費側は、省エネ・エコ・安全という言葉に惹かれるが、安さ・安定(無停電、周波数一定)を電気に強く求めている矛盾をどう解決していくのか、我々に課された大きな課題だと思う。2012/09/12

さくらもち

1
再生可能エネルギーの概説という感じ。発電技術もあれば太陽の光や熱をそのまま利用する技術も紹介されている。自然エネルギーの利用技術の動向は近年著しいのでこの本よりも新しい情報を探したい。2015/03/27

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