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出版社内容情報
東日本大震災の巨大津波は東北地方の生態系も激変させていた。消えた生きものたちの声なき声が「本当の復興」とは何かを訴えかける。福岡伸一氏推薦!
生命は大きく変わらないように絶えず小さく変わっている。生態系という動的平衡は大激変から回復できるのか。
物言わぬ生きものたちが問う「復興とは何か」
2011年3月11日に東北を襲った巨大津波は、生き残った動植物の生息地をも激変させた。死滅するカエルの卵、真夏に枯れゆく木々、姿を消した絶滅危惧種のトンボたち……。しかし津波の影響がかつてない規模になったのは、人間による隙間のない土地利用が原因だった。「復興」の名のもと、急速に進む土木事業は、本当に東北の「豊かな自然」を回復できるのか。震災直後から生きものたちの消息を追って東北全域を奔走した著者が問う「真の復興とは」。
第1章 東北地方の生態系
第2章 変容した地形
第3章 蝕まれた水辺
第4章 蝕まれた大地
第5章 津波がもたらした異観
第6章 湿地の生きものたちのその後
第7章 砂浜の生きものたちのその後
第8章 巨大津波は生態系をどう変えたか
永幡 嘉之[ナガハタ ヨシユキ]
著・文・その他
内容説明
2011年3月11日に東北を襲った巨大津波は、生き残った動植物の生息地をも激変させた。死滅するカエルの卵、真夏に枯れゆく木々、姿を消した絶滅危惧種のトンボたち…。しかし津波の影響がかつてない規模になったのは人間による隙間のない土地利用が原因だった。「復興」の名のもと、急速に進む土木事業は本当に東北の「豊かな自然」を回復できるのか。震災直後から生きものたちの消息を追って東北全域を奔走した著者が問う「真の復興とは」。
目次
第1章 東北地方の生態系
第2章 変容した地形
第3章 蝕まれた水辺
第4章 蝕まれた大地
第5章 津波がもたらした異観
第6章 湿地の生きものたちのその後
第7章 砂浜の生きものたちのその後
第8章 巨大津波は生態系をどう変えたか
著者等紹介
永幡嘉之[ナガハタヨシユキ]
1973年兵庫県生まれ。自然写真家。山形県を拠点として昆虫類を中心に動植物を調査する一方、絶滅危惧種の保全を継続的に実践している。写真家としての主題はロシア極東地域と日本の里山を比較することにより、里山の歴史を読み解くこと。ロシア極東地方に十五年以上にわたって通い、昆虫や動植物の調査を続けている。東日本大震災の発生以降は、沿岸生態系の調査と保全に重点的に取り組む。2012年2月より、東京大学保全生態学研究室特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。