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出版社内容情報
1832年5月30日の決闘前夜、ガロアは親友シュヴァリエへの手紙に、彼の代数方程式の解の研究を書き遺した。天才が考えたことはガロア群を見れば、すべてが判る!
悲劇の天才ガロアは、どのように考えたのか
2次方程式の解の公式は、バビロニアですでに知られていた。
3次方程式の解の公式は、カルダノ(タルターリャ)が発見した。
4次方程式の解の公式は、フェラーリが作った。
5次以上は解の公式が作れないことを、アーベルが証明した。
しかし、5次以上でも解ける方程式はいくらでもある。なぜなのだろう?20歳の若さで死んでしまったガロアが、それを明らかにした。
ガロアは、1811年パリ郊外のブール・ラ・レーヌに生まれた。12歳になり、パリのルイ・ル・グラン校に入学すると、そこで数学の才能を見せるようになる。特にルイ・ル・グラン校の高等数学のリシャール先生に、大きな影響を受けた。17歳の時、憧れのエコール・ポリテクニークを受験し失敗するが、はやくも18歳で最初の論文をパリ科学学士院に提出する。しかし、この論文はコーシーが紛失し、行方不明になってしまう。1832年5月30日の決闘の前夜、ガロアは親友シュヴァリエへの8ページの手紙に、彼の代数方程式の解の研究を書き遺した。
第1章 方程式を「代数的に解く」とは
第2章 置換と群
第3章 対称式と解の公式
第4章 ガロア理論事始め
第5章 ガロア群の正規部分群
第6章 正規部分群と方程式の代数的解法
第7章 方程式に関するガロア理論
第8章 その後の群
中村 亨[ナカムラ アキラ]
著・文・その他
内容説明
悲劇の天才ガロアは、どのように考えたのか。
目次
第1章 方程式を「代数的に解く」とは
第2章 置換と群
第3章 対称式と解の公式
第4章 ガロア理論事始め
第5章 ガロア群の正規部分群
第6章 正規部分群と方程式の代数的解法
第7章 方程式に関するガロア理論
第8章 その後の群
著者等紹介
中村亨[ナカムラアキラ]
1963年生まれ。東京大学大学院理学系研究科数学専攻(現・数理科学研究科)修了、理学修士。数学にも、文学や芸術と同様に親しんでもらえるよう、一般向けの書籍の執筆、講演等を行っている。現在、「たけしのコマ大数学科」(フジテレビ深夜)に出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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LUNE MER
LUNE MER
テイネハイランド
やす
ロッキーのパパ