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内容説明
黒鉛ともダイヤモンドとも違うまったく新しい構造をもった炭素の新物質、フラーレン、カーボンナノチューブ、ナノピーポッド…。「ナノカーボン」と総称されるこれらの新物質は、異分野の研究者の交流のなかで、ある日、偶然に発見された。急進展する「ナノカーボン」研究と共に歩んできた著者が、思いがけない展開と興奮に満ちた大発見の裏側をつぶさに語る。
目次
星間分子と魔法数―思わぬ出会い
セレンディピティーによるフラーレンの発見
日本人によるC60の最初の着想
フラーレン多量合成法の発見
生涯の研究テーマ―10分間の飛び入り講演
日本にあったフラーレン合成の萌芽
フラーレン科学の進展
そうだ、金属原子を入れよう!
フラーレンでノーベル化学賞
カーボンナノチューブの発見は日本人
最もシンプルなカーボンナノチューブ
21世紀に飛躍するナノカーボン
著者等紹介
篠原久典[シノハラヒサノリ]
1953年、埼玉県生まれ。信州大学理学部卒。京都大学大学院理学研究科博士課程中退(理学博士)。分子科学研究所助手、三重大学工学部助教授を経て、名古屋大学大学院理学研究科教授、名古屋大学高等研究院教授(併任)。クラスターのレーザー分光学の研究を行っていたが、本書に詳しくあるように1990年9月を境に、フラーレン研究に転向した。その後、金属内包フラーレンやナノピーポッド(分子内包カーボンナノチューブ)の研究で世界のナノカーボン研究を牽引している。フラーレン・ナノチューブ学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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美東
よこ山
dpx400jp
しんのすけいしづか
しょ~や