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ブルーバックス
遺伝子と運命―夢と悪夢の分岐点

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  • サイズ 新書判/ページ数 570p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062574624
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C0245

内容説明

「不幸を招く遺伝子」は存在するか?DNA検査の結果では同じ未来をたどるはずだった2人の女性、ジェーン・ドリームとジーン・バトラーがまったく違う人生を歩むことになったのはなぜか?考え抜かれた近未来の物語を軸に、人間が生まれてから死ぬまでに起こり得ることのすべてと遺伝子との関係を詳細に検討しつくした大著。はたして、人の運命はどこまで遺伝子が決めているのだろうか?そして、私たちは遺伝子の情報とどう向き合うべきだろうか。

目次

第1章 夢と悪夢
第2章 なぜヒトはみな違っているのか?
第3章 「違い」の理由はたくさんある
第4章 遺伝子の違いはどこから来るのか?
第5章 遺伝子変異、HIVと免疫、そして人種
第6章 遺伝子と知能
第7章 遺伝子と個性
第8章 知性と四本のもつれた糸
第9章 遺伝は変えられるのだろうか?
第10章 再び、夢と悪夢
第11章 何を恐れているのですか?

著者等紹介

リトル,ピーター[リトル,ピーター][Little,Peter]
ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)医学・生化学教授。分子遺伝学者。分子遺伝学、生物学、生物情報科学の分野で研究を行い、九〇以上の論文を発表。ロンドンのセントメリー病院メディカルスクールで初めてのヒト遺伝子(グロビン遺伝子)クローン作製に関わり、カリフォルニア工科大学とハーヴァード大学を経て、イギリスのガン研究所とインペリアルカレッジへ。ラジオやテレビのコメンテーターも務める

美宅成樹[ミタクシゲキ]
1976年、東京大学大学院物理学専攻博士課程修了。名古屋大学大学院工学研究科教授、東京農工大学客員教授。専門は生物物理。研究テーマはタンパク質の立体構造形成メカニズム
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

19
#感想歌 不可能を確率表現適切に説明がやや甘いかもしれ 社会適応能力の向上は確率計算示せ無理だが2017/08/27

okino

0
遺伝子の基本と研究の先端を知ることができる。著者は科学的事実の説明にとどまらず、それらをどのように受け止めるべきかについて説明する。優生学の誤りを指摘し、人種差別を退ける。架空の物語を題材にして、科学から倫理へと渡る構成もわかりやすく、各章の最後に添えられた「まとめ」も理解を助ける。さまざまな疾患と治療の展望が織り込まれており、今後の勉強のきっかけになった。2010/12/28

gen

0
遺伝子についての知識不足による過度の期待と偏見などの誤解を正す本。2008/06/24

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