ブルーバックス<br> 新装版 相対論的宇宙論―ブラックホール・宇宙・超宇宙 (新装版)

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ブルーバックス
新装版 相対論的宇宙論―ブラックホール・宇宙・超宇宙 (新装版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 272,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062574259
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C0244

内容説明

すべての力を幾何学化しようとしたアインシュタインの大いなる「非常識」―相対性理論。その相対性理論が予測する、星の終末、ブラックホール、宇宙、超宇宙の我々の常識を遙かに超えた驚異の姿とは…多くの宇宙物理学者を生んだ名著の復活です。

目次

第1章 強い重力と一般相対論
第2章 星の終末
第3章 ブラック・ホールの時空構造
第4章 宇宙観の「膨張」
第5章 我々の宇宙の構造
第6章 我々の宇宙の進化
第7章 超宇宙―現代宇宙論の基本的諸問題
第8章 マッハ原理と物理法則の相対化

著者等紹介

佐藤文隆[サトウフミタカ]
1938年山形県に生まれる。湯川秀樹博士にひかれて京都大学の物理学科に入学、1974年同大学基礎物理学研究所教授になる。宇宙線、一般相対論、ブラックホールと膨張宇宙を研究する。同大学理学部教授を経て、現在、甲南大学教授、京都大学名誉教授

松田卓也[マツダタクヤ]
1943年大阪に生まれる。京都大学大学院理学研究科博士課程修了後、同大学工学部航空工学科助教授を経て1992年より神戸大学理学部地球惑星科学科教授。専門は、天体物理学および気体力学
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

5
アインシュタインの相対論やマッハを中心に展開される、宇宙解説の古典。今はニュートリノが騒がれているが、追試までは検証されていないしこの本の大枠はまだ古びていない。ブラックホールや宇宙の成り立ち、宇宙論史から宇宙科学と形而上学の関係まで、新書としてはさすがに数学的な部分も高度だけどずっしり詰まっている。新装版には新しい理論進展に対応したあとがき、まえがきもあるのがお得だ。あと、なにげに挿絵が松本零士なのがSFファンには嬉しいかも2011/09/27

BIN

3
40年ほど前の一般相対論とそこから導き出される宇宙論。一般相対論以外の重力理論とか宇宙乱流モデルとか興味深かった。少なくとも10年前に研究してた頃にはもうそんな話はなく、観測の精緻化や理論の進歩に伴い廃れていったんだなあと。マッハ原理は全く習いませんでしたが、教科書や論文からはこういう史観や思想はあまり出てこないので大学時代とかにほんとこういう本を読んどくべきだったなあと今更思う。インフレーション宇宙論も欲しかったがこの頃はまだ提唱され始めた頃だからなかったのか。2016/07/20

Francis

2
9年間積読状態になっていてやっと読めた。宇宙物理の本なんだけど、難しい数式は使わず、割とすんなり読める。もっとも最後のマッハ原理のところはちんぷんかんぷんだったけど。とても面白く、科学は実はとても面白いんだ、と言うことを再認識させてくれた。著者の教え子にはこの本を読んで宇宙物理学を志した人が多いとあとがきに書いているがそれも当然のことだろう。2013/06/10

concreteseijin

0
よく言われるあだ名はブラックホール2016/05/03

ゑこびす

0
物理学と形而上学の狭間のお話、すてきだ。2013/02/10

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