ブルーバックス<br> 新・分子生物学入門―ここまでわかった遺伝子のはたらき

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新・分子生物学入門―ここまでわかった遺伝子のはたらき

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062573634
  • NDC分類 464.1
  • Cコード C0245

内容説明

クローンや遺伝子治療などの今日の話題の震源にある分子生物学はヒトゲノムのDNAの塩基配列まで明らかにし、生命を遺伝子のはたらきから解こうとする。その最新の成果と全容を、誰にでもわかるようにやさしく紹介。

目次

クローン生物
男と女
人間のゲノム
タンパク質とは
DNAとは
DNAのできかたと読まれかた
遺伝子暗号
タンパク質をつくる
オペロンの仕組み
体ができる
ウィルスの分子生物学
遺伝子工学
発がん遺伝子
移動する遺伝子
免疫遺伝子の秘密
遺伝子の進化
ヒトはいかに進化したか
バイオテクノロジーの現在と将来

著者等紹介

丸山工作[マルヤマコウサク]
1930年、東京に生まれる。東京大学理学部卒業。東京大学助教授などを経て京都大学教授、千葉大学教授・学長を歴任。現在、大学入試センター理事長。千葉大学名誉教授。理学博士。生化学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

21
#説明歌 移動する遺伝子研究トウモロコシ発がん遺伝子バイオテクノロジー2017/07/23

マルレラ

14
2002年発売の本書。当時分かっていた分子生物学に対する知見を知ろうと思い読んでみましたが、特に古さは感じず驚きました。内容は現在の高校生物の教科書に書かれているような基本的な事柄をまとめたもので、分子生物学の歩んできた歴史を学び直す事が出来ました。本書を読んで、これまでに偉大な科学者たちが長い時間をかけて生命の基本原理を発見してきたおかげで、現在の分子生物学がここまで発展することができたのだなと改めて感じました。2021/10/31

OjohmbonX

5
ゲノムは生物の設計図なので解読できれば全部わかる、という話には全くならなくて、設計図があっても工程フローがなければ製品ができないように、遺伝子の発現を抑制する機構とセットでないと意味がない、という話が本書でされていて実際'02年出版の本書ではゲノムの解読がまだトレンドだったけど、その後の15年で細胞内で何のタンパク質がどのタイミングで何に制御されて発現するのか、どの部品同士の組み合わせで現象が起こるのかという研究に世界中で大量の研究者が取り組んで膨大な成果が蓄積されてるから、次はそんな本を読んでみたい。2018/04/17

Ichiro Toda

2
高校までの生物学を学んでいれば大部分が理解できる分子生物学の入門書。裏を返せば高校生物の教科書から大きく逸脱することはないので、これらの知識が事前にある場合は少し退屈かもしれない。これ一冊である程度の生物学の知識が網羅されているのが素晴らしい。年度が若干古いのでiPS細胞などの最近の知見は書かれていないが、山中氏とともにノーベル賞をとったJohn Gurdonの仕事内容なども書かれているので(まあ高校の教科書にも書いてあるのだが)現在にも通じる知識を得ることができると思う。生物を復習したい人におススメ。2012/11/02

すー

2
クローン羊ドリーの話から始まり、染色体、DNA、RNA、プリオン、オペロンなど分子生物学における主要な概念を誰にでも分かるように説明してくれる。DNAが情報を持っている→ならその情報を読み取る何かが必要だよね→RNA!みたいに、ひとつひとつの要素が緻密につながりあって生物が機能していることが分かると、生命ってすごいなぁと感心する。2012/03/04

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