- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 講談社ブルーバックス
内容説明
科学は「完成された揺るぎないもの」ではない!現代物理学の二大理論―相対論と量子論はいまだに完全に統合されずにいる。根本的な問題点はどこにあるのか?背後に潜む世界観の違いを明らかにし、各々の考え方の本質を浮き彫りにする白熱の現代科学対話。
目次
第1週 量子的でたらめさについて
第2週 光の正体について
第3週 相対論と双子のパラドクス
第4週 量子場・統一場の理論・科学の意味
第5週 相対論と量子論における実証主義・実在論・全体論
第6週 宇宙論について―相対論vs.量子論
第7週 数学から物理学へ、そして哲学へ
第8週 科学における真理の探究―アインシュタインvs.ボーア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2024/04/24
Shiro
1
相対性理論と量子論について、それぞれの概要と両理論の関連性・対立構造について述べた書籍。昔理論物理の授業で習った際はどちらも数式の理解に関心が行ってしまい、物理現象として素直に楽しめなかったが、後者にフォーカスして両理論を見てみるのもなかなか興味深かった。これを機に素粒子物理学や天体物理学の本を読み返すのもありかと思わせてくれる書籍だった。2019/08/12
さっち
1
ずっと「僕はこいう立場なんだよ」と議論している不毛な本。得られるものは少ない。あとジャッキーは頭悪い気がする2010/08/09
きくちたかし
0
科学はナチや共産主義によって思想統制された時代から現代は科学者が科学者自ら科学者の自由な思考を疎外していると。多数決原理が支配すすぎていることを述べている。 有限な人間が無限の宇宙を解明することは不可能ではあるが、人間の真理を追求するための自由な思想と真摯に科学を探究する哲学が止まることはない。 原発事故いらい科学について否定的に考えることがおおくなったけど、そんな時日本のノーベル賞をとった高名な学者が原発は科学でないと看破したことを思いだしている。 人間の文明を支えるのは科学者たちだし希望も地獄2012/05/24
くまのベシャム
0
この本はブルーバックスの中で一番のお気に入りだ。この本を読むと理路整然と考える、述べるということはこういうことなんだと気付かされる。物理に興味がなくても、この本を読むことでスッキリした思考法を身につけることが出来るのだ。