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内容説明
人間よ、自然界の深慮遠謀を知れ。風雪に耐え、数百年・数千年の時を生き抜くための、粛々とした木の細胞たちの「死の準備」。完全に家畜と化しながらも、美しく糸を引くカイコの気高き生き様。限られた栄養のもと、共倒れしないために自ら成長を止める竹…。ハイテクの最先端に生きてきた著者が、自身の目で見、手で触れて感得した、生物たちの「深遠なる智恵」とは。
目次
プロローグ
第1章 木の智恵
第2章 竹の智恵
第3章 カイコの智恵
第4章 クモの智恵
エピローグ 21世紀の文明と人類
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中島直人
4
(図書館)木と竹と蚕と蜘蛛の凄さ!についての記述。植物については、あまり共感出来ずも、蚕と蜘蛛については物凄く面白く読めた。2022/02/23
ひ
3
木、竹、カイコや蜘蛛の糸について、材料の観点から解説している本。 専門用語を減らして直感的に語ろうという努力を感じたが、それにしては図等がやや不親切で少し詳しい人からするとかえって分かりづらく感じるかもしれない。 また、脱線・雑談が多い点は好みが別れそうだと思った。 個人的には、欲しい部分の説明が度々省かれていて残念だったのと、文の書き方や筆者の主張が少しうるさく、プロローグもかなりかったるかったのが悪印象だった。ただ内容自体は面白く、初心者にも配慮して書かれているので興味のある人にはおすすめできるかも。2021/09/05
BIN
2
木、竹、シルク(蚕)、蜘蛛の生きるための技術の素晴らしさ、偉大さが書かれている。木の中心部の細胞が死ぬと、外側へ生き、外敵からの壁として役に立つなど素晴らしいリサイクルを実施している。動物から吐かれる糸はすべてシルクというのは知らなかった。2015/07/04
小田
1
内容が少なめ。でも科学好きなら相当に楽しい一冊。あまり本を読まない人にも薦められる。
タイムアウト
0
木は中心の心材と呼ばれるすべての細胞が死んだ部分を増やしながら成長しているのだそう。また、植物の維管束は外側ほど多く、鉄筋のように役割で曲げや横風に強い構造になっているそう。2012/07/24
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