内容説明
田中派、経世会。同じ血脈の系譜に連なる二人の闇将軍・野中と小沢。「悪魔」と罵倒された男と、権力のために悪魔にひれ伏した男が繰り広げた壮絶な抗争。数の論理による強権支配。筆者は取材中、幾度となく野中に拒絶された。「もう、いい。君とは会わん。君になぶりものにされるのはかなわん」それでも書かねばならなかった。新聞が書かない、この国の政治の闇がそこにあったのだから…。
目次
第1部 野中広務(陰の総理;終わりなき権力闘争;変節―反小沢から自由連立、自自公連立へ;強権支配―加藤つぶしの真相;野中王国の一大事)
第2部 小沢一郎(裸の履歴書;岩手支配のルーツ;利権あさり;ジャーナリズムの自殺行為;恐怖政治―小沢王国のゼネコン選挙)
著者等紹介
松田賢弥[マツダケンヤ]
ジャーナリスト。1954年、岩手県に生まれる『週刊現代』を中心に執筆活動を行っている。故・小渕首相元秘書官のNTTドコモ株疑惑を始め、政界について多くのスクープを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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