内容説明
私たちの身体の一部である脳―その本質を理解するには、日常から乖離したかのような難解な“啓蒙書”では、なかなかに難しい。そんな脳科学者の“高度”な専門書とは違い、早期教育や失語症、アルツハイマーといった身近な問題と脳の関係を入念な取材によってひもとき、専門用語を極力使わずに脳科学の最先端を平易にリポートする…誰もが知りたい脳の世界を、誰にでもわかるように解き明かした、究極の「脳入門書」。
目次
第1章 脳と早期教育―早期教育で賢い脳は造れるのか
第2章 脳とうつ病―脳が故障するとき
第3章 脳と環境ホルモン―現代人の脳が環境ホルモンに壊される
第4章 脳と睡眠―なぜ眠いのか、眠れないのか
第5章 脳と視覚―ヒトはなぜ人の顔を識別できるのか
第6章 脳と言葉―失語症…脳はいかに言葉を認識するか
第7章 脳とアルツハイマー病―人はいかにしてアルツハイマー病になるのか
第8章 脳と意識―心はどこにあるか
著者等紹介
野村進[ノムラススム]
ノンフィクションライター。拓殖大学教授。1956年、東京都に生まれる。アジア・太平洋、医療、人物論などをテーマに旺盛な取材・執筆活動を展開。1997年、『コリアン世界の旅』(講談社+α文庫)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞と第19回講談社ノンフィクション賞をダブル受賞。1999年、『アジア新しい物語』(文春文庫)で第11回アジア・太平洋賞を受賞
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