内容説明
古くから文明の要衝であり紛争の地となってきた東欧。その東欧にまで勢力を伸ばした北の海の覇者ヴァイキングたち。雪と氷の大地に生まれた絢爛たるロシア帝国!度重なる異民族の来襲と厳しい自然の中に培われた、力強い民族の魂。深く豊か、素朴で可憐なもう一つのヨーロッパに出会える一冊。
目次
第1章 ロシア―強国の威信をかけて集められた芸術作品(モスクワのクレムリンと「赤の広場」;サンクト=ペテルブルクと周辺の歴史地区;キジ島の木造教会)
第2章 ポーランド―豊かな文化に刻まれた破壊と復興の歴史(クラクフ歴史地区;ワルシャワ歴史地区 ほか)
第3章 ブルガリア・ルーマニア・マケドニア―芸術に込められた強国への反抗精神(リラ修道院;モルドヴァ地方の教会群 ほか)
第4章 ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・デンマーク―ヴァイキングの遺産と大自然の恩恵(ブリッゲン;ウルネスの木造教会 ほか)
著者等紹介
水村光男[ミズムラミツオ]
1940年、東京都に生まれる。東京教育大学文学部史学科を卒業し、同大学院博士課程修了(東洋史学専攻)。東京都立日比谷高等学校教諭を経て攻玉社高校教諭・関東学院大学講師(非常勤)
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