内容説明
地中海と大西洋、アフリカとヨーロッパの交差路、イベリア半島。西方イスラム世界の中心として10世紀に最盛期を迎えたコルドバ、イスラム勢力最後の牙城となったグラナダのアルハンブラ宮殿、レコンキスタ(国土回復運動)後アメリカ大陸貿易の拠点となったセビリャ、命をかけたサンティアゴ=デ=コンポステーラの巡礼路。バルセロナが誇るガウディの建築、大航海時代の幕開きを飾るヴァスコ=ダ=ガマの故地リスボンなど南欧の明るく情熱的な美しい遺産を巡る。
目次
第1章 スペイン南部―イスラム文化の影響を色濃く残す街々(コルドバ歴史地区;グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区 ほか)
第2章 スペイン中部―荒涼とした台地に残る中世の街並み(古都トレド;カーセレスの旧市街 ほか)
第3章 スペイン北部―カタルーニャ文化の中心地と中世の巡礼路(バルセロナのグエル公園、グエル邸とカサ=ミラ;バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン=パウ病院 ほか)
第4章 ポルトガル―大航海時代の栄華(リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔;アルコバッサの修道院 ほか)
著者等紹介
水村光男[ミズムラミツオ]
1940年、東京都に生まれる。東京教育大学文学部史学科を卒業し、同大学院博士課程修了(東洋史学専攻)。東京都立日比谷高等学校教諭を経て攻玉社高校教諭・関東学院大学講師(非常勤)
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