シリーズ・古典<br> 村松友視の東海道中膝栗毛

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シリーズ・古典
村松友視の東海道中膝栗毛

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062545556
  • NDC分類 913.55
  • Cコード C0395

目次

発端
日本橋から風にふかれて
小田原宿、底ぬけの大さわぎ
箱根八里、ああ勘ちがい
三島、とんだすっぽん鍋
富士をながめてだまされた旅
蒲原、天井ぶちぬき事件
府中にて貧乏旅行終えにけり
瀬戸でいっぱい食った、一杯食った
大井川をやっとわたって駕篭をおち〔ほか〕

著者等紹介

村松友視[ムラマツトモミ]
1940年、東京都に生まれる。慶応義塾大学文学部卒業。大学卒業後、中央公論社に勤務。「婦人公論」「海」などの編集をへて、作家になる。『私、プロレスの味方です』などのプロレスものの作品で広い人気を得る。1982年、『時代屋の女房』で直木賞を、1997年、『鎌倉のおばさん』で泉鏡花文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カットマン

1
古文漢文が苦手だった私がいきなり原文を読めるはずもなく、こちらから。主人公が作者に成りすまそうとする件があり、これは村松版だから?と思ったら、原作もそうらしい。弥次喜多って元男色カップルだし。喜多が騙して弥次の後妻に入れた女を孕ませてたのが喜多自身。孕んだ女は難産で死ぬ。そんで、厄払いのお伊勢参り? 結構シュールだ。すげーよ、十返舎! 江戸すげー。笑いの連続、次々と新キャラが登場する旅文学の魅力がいっぱい。ばかばかしいお笑いだけでなく、苦難を乗り越えようとする、いろんな種類の笑いがある。2017/11/24

おZ

0
現代語訳で非常に読みやすく、かつ江戸っ子ならではのテンポのよい会話が健在でよかった。いきなり岩波文庫版に挑むのはハードルが高い人がまず読むのにいいと思う。どちらがボケともツッコミともつかない弥次さん喜多さんのかけあいと失敗の数々に笑い、道中で行きかう名物に涎を拭う、非常に楽しい友情冒険旅行記。旅の経緯やふたりの馴れ初めなど、意外と仄暗い部分もあるのだが、そこは江戸っ子。宵越しの金は持たねえとばかりに気持ちをさっさと切り替えて金も後悔もじゃんじゃん投げる。江戸の大衆に愛され読みつがれたのも納得の面白さだ。2015/05/16

0
社会の先生に薦められて読みました。昔の話なのに、なんというか……現代のギャグ漫画みたいなノリがあって面白かった。他のバージョンのものも読んでみたいです。2011/12/11

ヤマダ

0
流石、教科書にも乗るような古典作品で面白かっです。 弥次さんと喜多さんの滑稽なお話を楽しみながら読めました。偶にしんみりするようなお話もあって、それも良かったです。2024/05/14

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