出版社内容情報
親、兄弟姉妹、恋愛、人生に不可欠なことすべてを積み上げた家族ドラマが濃度を増して凱旋だ。人生「あるある」劇場に納得の共感作。売り上げ不振の自責の念から出版社役員を辞した森川崇徳、63歳。縁あって文芸講座の講師をつとめ、悠々自適のはずの退職後の人生、そうは問屋がおろさなかった。ある女性生徒に振り回され、家庭内では、母親の介護に加え、思いのままに生きていく娘たちに翻弄される。崇徳が行く先の未来は何色か。
第一章 文芸講座の盲点
第二章 怒る男
第三章 圭介の悩み
第四章 小百合の恋
第五章 美千恵の決断
第六章 延命治療
第七章 崇徳の不安
第八章 祭りだ! 祭りだ!
藤田 宜永[フジタ ヨシナガ]
著・文・その他
内容説明
「男が女系の中で生きるには、家庭でも処世術が必要なのだ」。吉川英治文学賞作家がおくる、懐かしくて新しい家族のかたち。
著者等紹介
藤田宜永[フジタヨシナガ]
1950年4月12日福井県福井市生まれ。早稲田大学文学部中途退学。’86年に『野望のラビリンス』でデビュー。’95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。’96年『巴里からの遺言』で第14回日本冒険小説協会最優秀短編賞受賞。’99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞受賞。2001年に『愛の領分』で第125回直木賞を受賞。2017年『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
いつでも母さん
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ぶんこ
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