出版社内容情報
昭和最後の20年に起きた、日本の政治経済最大の事件――重大証言と発掘資料が予言する「借金1000兆円をかかえた国家の未来」本書は国鉄が崩壊、消滅に向けて突き進んだ二十年余の歴史に再検証を試みたものである。昭和が平成に変わる直前の二十年余という歳月は、薩長の下級武士たちが決起、さまざまな歴史上の人物を巻き込んで徳川幕藩体制を崩壊に追い込んだあの「明治維新」にも似た昭和の時代の「国鉄維新」であったのかもしれない。少なくとも「分割・民営化」は、百年以上も続いた日本国有鉄道の「解体」であり、それはまた、敗戦そして占領から始まった「戦後」という時間と空間である「昭和」の解体をも意味していた。
序章 日本の鉄道でいちばん長い日
第一章 田中角栄と細井宗一
第二章 磯崎総裁の「マル生運動」と国労の反撃
第三章 政府・自民党VS.国鉄労使
第四章 走り始めた国鉄解体
第五章 運輸族・三塚博の秘密事務局員
第六章 中曽根康弘「風見鶏内閣」誕生
第七章 国体護持派と改革派の暗闘
第八章 改革派、絶体絶命
第九章 最後の主戦場
第十章 「猛き者ついに滅びぬ」
終章 国鉄落城――新時代への出発
牧 久[マキ ヒサシ]
著・文・その他
内容説明
敗戦、占領から始まった「戦後」という空間と時間―。昭和最後の20年に起きた、日本の政治経済最大の事件。
目次
序章 日本の鉄道でいちばん長い日
第1章 田中角栄と細井宗一
第2章 磯崎総裁の「マル生運動」と国労の反撃
第3章 政府・自民党vs.国鉄労使
第4章 走り始めた国鉄解体
第5章 運輸族・三塚博の秘密事務局員
第6章 中曽根「風見鶏内閣」誕生
第7章 国体護持派と改革派の暗闘
第8章 改革派、絶体絶命
第9章 最後の主戦場
第10章 「猛き者ついに滅びぬ」
終章 国鉄落城―新時代への出発
著者等紹介
牧久[マキヒサシ]
ジャーナリスト。昭和16年(1941)、大分県生まれ。同39年(1964)早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。同年、日本経済新聞社入社、東京本社編集局社会部に所属。サイゴン・シンガポール特派員、平成元年(1989)、東京・社会部長。その後代表取締役副社長を経て、テレビ大阪会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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