Mystery land<br> 八月は冷たい城

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八月は冷たい城

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062203456
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

招待状を受け取って、城を訪れた少年たち。穏やかに「夏」を過ごすだった――卑劣な罠が仕掛けられるまでは。夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染みの卓也(たくや)、大柄でおっとりと話す耕介(こうすけ)、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正(ゆきまさ)だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数――不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き……? 彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。

恩田 陸[オンダ リク]
著・文・その他

酒井 駒子[サカイ コマコ]
著・文・その他

内容説明

夏流城での林間学校に初めて参加する光彦。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染の卓也、大柄でおっとりと話す耕介、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数―不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に嫌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き…?彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
1964年宮城県生まれ。第三回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』で92年にデビュー。2005年『夜のピクニック』で第二六回吉川英治文学新人賞と第二回本屋大賞、2006年『ユージニア』で第五九回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集賞を受賞

酒井駒子[サカイコマコ]
兵庫県生まれ。東京芸術大学美術学部油絵科卒。2004年『きつねのかみさま』(文:あまんきみこ)で第九回日本絵本賞、2005年『金曜日の砂糖ちゃん』でブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌賞、2006年『ぼく おかあさんのこと…』でフランスにてPITCHOU賞、オランダにて銀の石筆賞、2009年『ゆきがやんだら』で銀の石筆賞、『くまとやまねこ』(文:湯本香樹実)で第四〇回講談社出版文化賞絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

374
「七月に流れる花」に続いて本書を読みました。本書は少年目線での物語。カニバリズム的な要素もあり、ホラー的な色彩が強かった感がします。最初7月と8月どちらを先に読むかを考えましたが、順番通り7月⇒8月で正解でした。両作とも装丁、挿絵が素晴らしくコレクションには最適な作品です。機会があったらミステリーランドの他の作品も読みたいと思います。2017/01/23

紅はこべ

302
七月を飛ばして読んだので、いろいろ謎が。死者を見送る役がなぜ子供だけ?配偶者、親兄弟も家族なのに。ちょっとホラー仕立て。恩田さん得意の、凛とした、自分でものを考えることのできる少年たち。恩田さんの主人公にしては、光彦はキャラとしては割と普通だったな。最近の恩田さんはパンデミックに興味があるようね。2017/02/15

風眠

267
謎解き。なんてわくわくする言葉でしょう。わたしは今も、解けない謎や解かれるべき謎や、解きたい謎のことを考えています。それは、実は「生きる」ということと同じなんだなと、このごろ分かってきました。/(作者あとがきより)この世界は謎だらけ、本当にそうだと私も思う。大人になってもそれは変わらない。ひとつ、またひとつと、この世の謎に対峙し人は成長してゆく。『七月』が少女目線のふわんとした雰囲気だったのに対し、『八月』は少年目線で物語の現実が語られる。乗り越え、受け継ぎ、この世界の謎に立ち向かい、少年は大人になる。2017/03/29

いつでも母さん

245
なるほどね。少女たちと同じ様に少年たちにも悲しい夏はあった。だが、こちらはもっと分からなかった、知らなかった『何か』が明らかになる。愛する者の死と向き合わされることなど誰も望まないのに、ここでは違う・・少しだけ大人になって元の世界に帰っていく子等が哀しい。七月と八月の物語・・恩田さんの真骨頂だろう。絵もマッチして不安感を際立たせていた。2017/01/20

🐾Yoko Omoto🐾

178
「七月」のラストで明らかにされた、城に集められる理由や流花の意味、そして"みどりおとこ"の正体。「八月」では、それらを既知とする四人の少年たちが、「おとなが隠しているかもしれない」更なる謎の気配を感じながら真実を探す、冒険要素と直裁的な残酷さがより強い物語になっている。子供が受け入れるには余りにも辛い現実が描かれているが、これからの人生で困難や辛いことに直面することがあっても、真実から目を背けず、それでも生きていくという強い気持ちを持ってほしい、というメッセージを感じられるような素晴らしい作品だった。2017/02/25

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