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QJKJQ

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062202190
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

亜李亜の家族は全員、殺人鬼。ある日、惨殺された兄を発見する。亜李亜は父に疑いの目を向けるが、一家には更なる秘密があった。市野亜李亜(いちのありあ)は十七歳の女子高生。猟奇殺人鬼の一家で育ち、彼女自身もスタッグナイフで人を刺し殺す。猟奇殺人の秘密を共有しながら一家はひっそりと暮らしていたが、ある日、亜李亜は部屋で惨殺された兄を発見する。その直後、母の姿も消える。亜李亜は残った父に疑いの目を向けるが、一家には更なる秘密があった。

「平成のドグラ・マグラ」
「ものすごい衝撃を受けた」
選考委員たちにそう言わしめた、第62回江戸川乱歩賞受賞作。

プロローグ
I キルハウス
投資家のための殺人人類学
II 汝、永遠なれ
投資家のための殺人人類学
III バウンダリーキラー
エピローグ


佐藤 究[サトウ キワム]
著・文・その他

内容説明

猟奇殺人鬼一家の長女として育った、17歳の亜李亜。一家は秘密を共有しながらひっそりと暮らしていたが、ある日、兄の惨殺死体を発見してしまう。直後に母も姿を消し、亜李亜は父と取り残される。何が起こったのか探るうちに、亜李亜は自身の周りに違和感を覚え始め―。第62回江戸川乱歩賞受賞作。

著者等紹介

佐藤究[サトウキワム]
1977年福岡県生まれ。2004年に佐藤憲胤名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。『QJKJQ』は2度目の江戸川乱歩賞への挑戦で、受賞となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

428
江戸川乱歩賞受賞作を毎年楽しみにしています。佐藤究、初読です。「平成のドグラ・マグラ」 という選考委員の評価もあり、ぶっ飛んだ作品かなぁと思って読み始めましたが、意外とグロくなく、爽やかな印象でした。年配の選考委員の印象と同じでミステリとして纏まっている割には新鮮な感じ(私も年かなぁ?)がしました。誰も指摘していませんでしたが、実はチャップリン(殺人狂時代、ライムライト)のオマージュ作品なのではと思いました。いずれにしても才能はありそうなので、次回作にも期待しています。選考委員の選評も面白かったです。 2016/09/13

青乃108号

293
佐藤究。【テスカトリポカ】の著者だけに読ませる筆力は確かに凄い。殺人場面はまさにそれを目の当たりにしているかの様な迫力で迫ってくる。しかしながら全体としてみれば【良くわからない】。この本の言わんとしている事がわからない。わかる人にとっては優れた良書なのだろうが、残念ながらどこが良いのかわからない。読解力不足だろうか。まだまだ本を読む量が足りないのだろうか。だとしたらあとどのくらい読めばわかるようになるのだろうか。今後どれだけ本を読み込んだとしても再びこの本を読みたいとは思わないだろうけれど。2023/02/02

つるちゃん0719

246
江戸川乱歩賞受賞作品ということもあり購入、なんと家族全員が猟奇殺人鬼で各々のスタイルでの殺戮は容赦なく残酷。ある日、兄が惨く殺され、母も行方不明に。高校生の亜李亜は兄殺しの犯人を追い求め、家族のルーツを探ると謎だらけ、 前半はどんなグロテスクな話になるかと思ったが、国家的な隠蔽された組織が現れたり…。全く先の読めないこの話に翻弄されながらも引き込まれる。ラストは切なさと哀しさが漂っていた。 また、選考委員の有栖川さんと今野さんは絶賛され、辻村さんはじめ池井戸さん、湊さんの意見も興味深かった。2017/08/16

stobe1904

235
【江戸川乱歩賞受賞作】両親、兄弟ともシリアルキラーの一家で育った女子高生の亜李亜だが、自宅で殺害されていた兄を見つけた途端、これまでの自分自身のアイデンティティに疑念をいだき始める…。ミステリというよりクライムノベルのような建て付けだが、まさかこのような大風呂敷を広げた展開になるとは想像できなかった。構想の壮大さ、大きなヒネリ、異形ぶりに感嘆しつつ、夢中で読みふけった作品だった。★★★★★2022/08/21

ナイスネイチャ

213
図書館本。四人家族全員が猟奇的殺人者という設定。途中までぐいぐい引き込まれましたが、国家組織が出てきてちょっと冷めたかな?もっとぶっ飛んで欲しかった個人的には。途中色々ネットで調べて展開どうなる!?って言うぐらい面白かったです。2017/02/11

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