講談社+α文庫<br> 毟り合い―六億円強奪事件

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講談社+α文庫
毟り合い―六億円強奪事件

  • 永瀬 隼介【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062200288
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

日本犯罪史上、最高被害額の強奪事件! 計画、実行、逃亡、逮捕、判決までを描く! 闇世界に巣くう懲りない面々が六億円に群がる!日本犯罪史上、最高被害額の強奪事件発生! 
その計画、実行、逃亡、逮捕、判決までを克明に描く! 
実際あった事件に着想を得た、文庫オリジナル書き下ろしクライムノベル。

ずさんな管理の警備会社に眠るカネを狙った奴らがいた。
襲撃して手にしたカネは、ワルたちも予想もしない大金だった――。
六億円、日本犯罪史上最高被害額を巡って、
闇世界のワルたちが分け前にありつこうと群がる!

序章 襲撃
第一章 空中庭園の男
第二章 ミカン狩り
第三章 謀議
第四章 悪いやつら
第五章 潜伏
第六章 いかした女のいる街で
第七章 狂乱
第八章 恐怖の山
第九章 迷走
第十章 狂龍
第十一章 家族
第十二章 チーフスペシャル
第十三章 夢の終わり
第十四章 懲役二十年
終章 面会人


永瀬 隼介[ナガセ シュンスケ]
著・文・その他

内容説明

日本犯罪史上、最高被害額の強奪事件発生!その計画、実行、逃亡、逮捕、判決までを克明に描く!実際あった事件に着想を得た、文庫オリジナル書き下ろしクライムノベル。ずさんな管理の警備会社に眠るカネを狙った奴らがいた。襲撃して手にしたカネは、ワルたちも予想もしない大金だった―。六億円、日本犯罪史上最高被害額を巡って、闇世界のワルたちが分け前にありつこうと群がる!

著者等紹介

永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
1960年、鹿児島県に生まれる。國學院大学卒業。週刊誌記者を経て、1991年に、フリーランスのノンフィクション・ライターとなる。2000年、『サイレント・ボーダー』(文藝春秋)で作家デビュー。以降、警察小説、サスペンスとノンフィクションそれぞれで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこまんま

33
実際にあった事件らしいけど全く記憶にない。読む限り、ありえへん位いい加減で行き当たりばったり。そもそも、主犯が誰か、とかいうレベルじゃない。皆、人に丸投げだし、やるの?ホンマにやったん?みたいなノリ。なんか、うまくいけばラッキー!くらいに思ってた人たちが誰一人詳細もわからぬまま計画が実行され、濡れ手に粟な奴らから金を毟り取ろうとする輩が群がる、ある意味当然の展開が故に露見した事件。強盗だけなら杜撰な管理をしてた警備会社に突っ込みたい気持ちだが、正義感にかられた故に重傷を負った警備員が気の毒でならない。 2017/01/19

うめ

21
善と悪、の様に究極の二分を行えば、難しい事を考える事なしに思うがままに断罪出来る、ならば体制側は民衆にわかりやすいシナリオを描き、最もらしいキャストを配置するだろう。キャッチーだし、ドラマチックだからだ。被害者がいるのでおおっぴらに笑うのはあれだけれど、丸投げの数々には失笑した。アウトローも大変だね。2019/07/07

rosetta

10
★★★★★実際に起こった立川六億円強奪事件に発想を得て書かれた小説。事件の犯人像がこんなおバカな連中だったら盗まれた方も浮かばれない(笑)六億円を預かった警備会社には過去にも2度も現金を奪われる実績があった。おまけにトイレの窓の鍵は半年以上壊れたままだし、誤作動を面倒がり防犯装置も切っていた。ここで働いていた元の契約社員がネタを流し、田舎の元ヤクザで冴えないちゃらんぽらんな中年男小嶋が絵を描くが全て誰かに丸投げ。しかも投げられた方も全く間抜けばかりの杜撰な計画。見事現金を手にした後は誰もが脳が溶けてる。2017/04/13

じらーるぺるご

6
文庫書下ろしとのことなので読みました。 警備会社に強盗に入り6億円を奪い 逃走という事件の物語でした。 なんかドラマで見たことがあるような話の内容だなぁ と思いながら読み進めました。 すごく似ている…。中盤以降は ちょっと違うような感じに思いましたが 逆にだんだんと面白さもなくなっていったように思いました。 永瀬さんの作品の割にはちょっと軽いというか 衝撃がすくないように思いました。好きなジャンルですが 私にはそれほどおもしろくなかったと思いました。2017/10/23

moonchild

5
最初は続々と人物が登場して、誰が主人公なのか判らない。読み進めると小嶋が主人公だとわかる。ただ小嶋の人物像がカチっと決まっていなかった感がある。見栄っ張りの根性無しだが男気溢れる憎めない男なのだが、研ぎ澄まされた感覚を持っていて、運動神経が万能と言うシーンが描写されている。キャラクターがてんこ盛りだったので、もう少し絞った方が読んでいてすっきりしたかも。まぁ裏社会のお宝争奪戦なので、深く考えずに読み楽しめればイイのかな。2017/04/15

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