罪の声

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  • サイズ B6判/ページ数 409p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062199834
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

逃げ続けることが、人生だった。昭和最大の未解決事件「グリ森」を圧倒的な取材と着想で描いた全世代必読!本年度最高の長編小説。「週刊文春」ミステリーベスト10 2016国内部門第1位!
第7回山田風太郎賞受賞作。
朝日新聞「天声人語」など各種メディアで紹介。


逃げ続けることが、人生だった。

家族に時効はない。今を生きる「子供たち」に昭和最大の未解決事件「グリ森」は影を落とす。

「これは、自分の声だ」
京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった――。

未解決事件の闇には、犯人も、その家族も存在する。
圧倒的な取材と着想で描かれた全世代必読!
本年度最高の長編小説。

昭和最大の未解決事件―「ギンガ萬堂事件」の真相を追う新聞記者と「男」がたどり着いた果てとは――。
気鋭作家が挑んだ渾身の長編小説。

プロローグ
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
エピローグ


塩田 武士[シオタ タケシ]
著・文・その他

内容説明

京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった―。

著者等紹介

塩田武士[シオタタケシ]
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。新聞社勤務後、2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

1500
話題になってから図書館に予約したので、ようやく読めました。新作ハンター失格です。塩田武士、初読です。週刊文春ミステリーベスト10 2016年【国内部門】第1位他、各賞ノミネートされるだけあり、骨太で読み応えのあるミステリでした。グリコ・森永事件をほとんど忘れてしまっているので、もう少し事件を知っていたら、より堪能出来たかも知れません。しかしこれだけ犯人の材料のある事件を警察は何故解決できないのでしょうか?闇の力が働いているのでしょうか?2017/06/14

zero1

1386
グリコ森永事件をテーマにした力作。本書が斬新なのは、警察による捜査ではなく事件に関わってしまった元少年の視点で描かれている点。多くの読者がここで共感したはず。新聞記者が交互に描かれている点も上手い。フィクションと事実がバランスよく混在している。小説は人間をどう描くかが大切だと再認識。後半は悲しい家族の物語に震えた。関連本として「レディ・ジョーカー」(髙村薫)という声が多いだろうが、私は宮部みゆきの「火車」を連想した。これから読む方は急がずにページを進めてほしい。17年本屋大賞第3位。今年ベスト候補第一号!2019/01/23

nanako

1223
大作です。最初は読みづらく、なかなかページをめくる手が進みませんでしたが、中盤以降は事件の核心に迫っていく話の展開に引き込まれ、一気に読んでしまいました。グリコ森永事件を追ったドキュメンタリ―番組を私も見た記憶がありますが、本当の事件の真相も案外この小説に近いのかもしれないですね。俊也の母の行動、心情はいまひとつ理解できませんでした。2017/01/09

ウッディ

1208
グリコ・森永事件の精密な模型を舞台にして、繰り広げられた極上のフィクションでした。脅迫に使われた幼い自分の声が録音されたテープを見つけた俊也と新聞記者の阿久津は、それぞれの目的を胸に、30年前の重大事件を調べる。自分の声を使われたもう一人の加害者であり、被害者である聡一郎と対面する場面は、涙が溢れて仕方がなかった。一つの事件の裏側で、人生を大きく狂わされた罪なき人がいるのかもしれない。重厚な内容でありながら、頁をめくる手を止められない。素晴らしい一冊、今年読んだベストかもしれないと思いました2017/11/25

風眠

1038
子どもの頃、父がグリコか森永の直売のお菓子セットを買ってきた事を覚えている。昭和の未解決事件、あまりに有名で知っているつもりになっていたけれど、私が覚えているのは、ニュース映像の似顔絵と「かい人21面相」という言葉だけだったなと、今更ながら気づく。『罪の声』とは、意思とは関係なく罪に加担させられてしまった、子どもの声。罪を背負わされ、人生を打ち砕かれてしまった子どもの声。犯人の空虚な動機、愚かしさ、利害。改めて実際の事件の事を知り、その裏にあったかもしれない人々の人生について考えた。事件の闇に迫った傑作。2017/08/09

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