客席から見染めたひと

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客席から見染めたひと

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  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062199124
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

当代随一のインタビューの名手が、舞台を華やかに彩る16人の名手の肉声に迫る。生の証言がそのまま戦後舞台史ともなる究極の1冊! 月刊『浄土』に連載し、好評を博した「舞台人」へのインタビューが1冊に。
 日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞、読売文学賞など幾多の賞にも輝く、当代随一のインタビューの名手が、「舞台」という空間を彩る16人のトップランナーに迫ります。
 30代から80代まで、世代を超えて語られる「芸」の世界の深淵。そして師弟の情愛──。舞台俳優から歌舞伎役者、狂言師、落語家まで、普段は語られざる彼らの表現者としての本音、舞台論、芸や技など受け継ぎ後進に伝えるべき「伝統」への思い、そして数奇なみずからの人生……。本人の生き生きとした肉声を通して紡がれる数々の物語が、読む者の心を捉えます。
 舞台を愛するすべての人に贈る、「読むと舞台に足を運びたくなる」究極の1冊です。

仲代達矢──「型」と「オーラ」の無名塾長
串田和美──人間の虚実を操る魔法使い
小日向文世──説明しない演技の巨人
岸部一徳──遊びと逸脱の永遠の音楽少年
麻実れい──男と女の狭間で踊る麗人
桐竹勘十郎──人形に命と色気を注ぐ伊達男
中村扇雀──遅れてきた現代の兼ねる役者
片岡秀太郎──濃厚な上方の色香を漂わす女方
藤間勘十郎──日本舞踊の全てからの飛翔
中森貫太──伝統世界の二代目アンファンテリブル
野村萬斎──変幻自在の「狂言サイボーグ」
矢野誠一──「名人のいる風景」の立会人
桂米團治──夢見るフルオーケストラの浪速男
柳亭市馬──落語界の唄う徳望家
柳家小満ん──粋と和みの文人墨客
春風亭小朝──多芸多才の横丁の若様


関 容子[セキ ヨウコ]
著・文・その他

内容説明

当代随一のインタビューの名手が、舞台を華やかに彩る16人の素顔に迫る。

目次

「型」と「オーラ」の無名塾長―仲代達矢
人間の虚実を操る魔法使い―串田和美
説明しない演技の巨人―小日向文世
遊びと逸脱の永遠の音楽少年―岸部一徳
男と女の狭間で踊る麗人―麻実れい
人形に命と色気を注ぐ伊達男―桐竹勘十郎
遅れてきた現代の兼ねる役者―中村扇雀
濃厚な上方の色香を漂わす女方―片岡秀太郎
日本無踊の全てからの飛翔―藤間勘十郎
伝統世界の二代目アンファンテリブル―中森貫太
変幻自在の「狂言サイボーグ」―野村萬斎
「名人のいる風景」の立会人―矢野誠一
夢見るフルオーケストラの浪速男―桂米團治
落語界の唄う徳望家―柳亭市馬
枠と和みの文人墨客―柳家小満ん
多芸多才な横丁の若様―春風亭小朝

著者等紹介

関容子[セキヨウコ]
東京都に生まれる。日本女子大学国文科卒業。エッセイスト。昭和56年『日本の鴬―堀口大學聞書き』で日本エッセイスト・クラブ賞、平成11年『芸づくし忠臣蔵』で読売文学賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絶間之助

2
16人の舞台人との対談集、著者のインタビュアーとしての腕の良さを感じる本でした。串田和美、小日向文世の自由劇場時代の話が面白かった。その象徴が吉田日出子ですが、今はどうしているのでしょう。桐竹勘十郎と簑助師匠との関係は、伝統芸能ならではの深さ。中村扇雀の勘三郎との舞台作りもよく分かりました。藤間勘十郎の富十郎、鷹之助への思いも伝わってきた。祖父曰く、六代目菊五郎より踊りの上手い役者は他にもいたが、六代目の凄い時は神がかっていたそうです。こんなトリビアも楽しい。落語では小朝の志ん朝、談志との話が面白かった。2017/06/29

はちがみっつ

1
映画、舞台、歌舞伎、能など、作者がこれは、と思った俳優さんへのインタビュー本。麻美れいさんだけは、女性だが、男役だから、と登場。この作品でも、作者のやさしい語り口は変わらず、愛情に満ち溢れた作品になっている。2017/04/24

railway

0
評論対象が素晴らしい2018/01/05

あだっち55

0
歌舞伎や落語・狂言などに興味のある人にとっては、取り上げられている人の意外な一面や裏話を知ることができる垂涎の書だと思います。その世界では、名の通った人なのでしょうが、素人の私は、何代目誰々と云われてもピンと来ないことが多く、Googleで確認しながら、読了しました。2016/08/28

ラム

0
前作「舞台の神に愛される男たち」に続く16人の舞台人へのインタビュー集 前作は演劇人中心であったが今回は伝統芸能の担い手が半数以上占める 自身のことよりその師についての話に読み応えがある 関西ではなじみのない東京の落語家が異口同音に語る物故した名人の話は時を忘れる また、矢野誠一の話も素晴らしい 仲代達矢の出生の秘密、 麻実れいの充実 その他歌舞伎、文楽、狂言師等の芸談が盛り沢山 関容子の力量によるところ多し(連載雑誌が「浄土」とは不思議な感じ)2018/09/12

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