カイコの紡ぐ嘘―私立探偵コーモラン・ストライク〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062198363
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

あの超有名作家が偽名で書いたミステリーシリーズ第二弾! 原稿を書き上げたばかりの小説家が失踪、異様な惨殺死体で発見された……私立探偵コーモラン・ストライクシリーズ第2作は出版界が舞台!
小説家・オーウェン・クワインが行方不明になった。
当初、クワイン夫人は2?3日ふらっと出かけただけだと思っていた。以前にも同じようなことがあったので、ストライクに探してもらい家に連れ帰ればいいと思っていた。
しかしストライクが捜査するうち、クワインの失踪は夫人が考えているほど単純なことではないことが明らかになってゆく。
小説家クワインは長篇小説の原稿を仕上げたばかりだった。
そこでは、出版界の自分の知人たちが、悪意ある筆づかいで、その人の人生が滅茶苦茶になるほど徹底的にこき下ろされていたのだ。
ということは、クワインを黙らせようとする人間が大勢いてもおかしくないということだ。
やがて異様な状況下で惨殺されたクワインの遺体が発見された。
この冷酷な殺人者の動機とは何か? こんな異様な殺人者にストライクはこれまで出逢ったことはなかった・・・・・・

ロバート・ガルブレイス[ロバート ガルブレイス]
著・文・その他

池田 真紀子[イケダ マキコ]
翻訳

内容説明

小説家・オーウェン・クワインが行方不明になった。当初夫人は、2~3日ふらっと出かけただけだと思っていた。以前にも同じようなことがあったので、ストライクに探してもらえばいいと考えていた。しかしストライクが捜査するうち、クワインの失踪は夫人の想像ほど単純なことではないことが明らかになってゆく…

著者等紹介

ガルブレイス,ロバート[ガルブレイス,ロバート] [Galbraith,Robert]
J・K・ローリングのペンネーム

池田真紀子[イケダマキコ]
英米文学翻訳家。東京生まれ、上智大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

120
一作目のネタばらしが冒頭にあるので、シリーズ最初の「カッコーの呼び声」から読むのがおすすめ。カッコーでもそうだったが、謎を何重にもしているところがこの作家のテクニックか。とにかく、あのローリングなのだから、ハリーポッターを読んで育った10代半ばから後半の世代が外国ミステリに足を踏み入れるきっかけになるシリーズかも。問題作を書いた作家自身も、彼の周りの作家や編集者たちも、彼の家族も、みんなあやしくて一気に上巻終了。下巻に突入。2016/02/25

Rin

68
[借本]前作に比べると読みやすくなったような気がする。それでも、なかなか進まない展開は同じ。地道な捜査と事件以外での揺れ動く心。ストライクにはちょっぴりイライラさせられつつ、早く自分の心にけりがつけられるといいなと思ってしまう。脚を痛める描写と今回の事件の描写、それらが痛々しくまた凄惨で。今回は事件の顛末はもちろんだけれども、それ以外にもロビンとストライクやマシューの関係。事件関係者が抱えているものも気になるところ。登場人物はやっぱり多いので、忘れないうちに下巻を借してもらって読みたいと思います。2017/09/30

Rosemary*

53
私立探偵、コーモラン・ストライクシリーズ第二弾。小説家の夫が行方不明と言うことで奥様から捜査を依頼される。捜査を進めていくと思わぬ展開に…。さらに小説の内容も要注意。関わる人びとも一癖ありそうで。とても読み易く、コーモランとロビンの心の声も又楽しい。ロンドンの町並み、有名なチェシャーチーズなどもでてきてニマニマ。下巻へ〜!2015/12/24

Panzer Leader

36
今回は出版業界を舞台にした陰惨な殺人事件を捜査するストライク達。相変わらず地味な聞き込みで捜査を行うが、足を使うだけにコーモランにとっては苦行でその描写も痛々しい。探偵になりたくて仕方がないロビンが嬉々として現場に同行するが、コーモランにはその心情が分かっていない。この二人のやり取りを読むだけでジメッとした作風には一種の清涼剤となる。容疑者たちはみんな怪しくて誰が犯人だか予想もできない。さあ早く下巻を読まなくっちゃ。 2016/08/08

yoshimi

33
『ハリーポッター』シリーズで有名なJ.K.ローリングの別名義作品『コーモラン』シリーズ第2弾。前作品と変わらない地味な聞き込みとコーモランの膝の痛み。イギリスの厳しい冬の描写と相俟って、暗くジメジメした印象が深くなる。出てくる人物みなが怪しげで変わっていて、この先の展開が全くよめない。期待しつつ下巻へ。2016/04/11

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